『ダイナー』ジャパンプレミアの様子
いよいよ7月に公開される蜷川実花監督の最新作『Diner ダイナー』。色鮮やかで、美しくも刺激的なビジュアルはとっても印象的! もう映画館でポスターを目撃した人も多いのではないでしょうか。そんな本作、藤原竜也さんを主演に迎え、窪田正孝さん、玉城ティナさんなど、豪華すぎるキャスト共演でも話題を呼んでいます。7月の公開に先駆け、6月6日(木曜日)に東京都内でジャパンプレミアが開催されました!
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登壇者したのは、藤原竜也さん、玉城ティナさん、窪田正孝さん、本郷奏多さん、武田真治さん、 斎藤工さん、金子ノブアキさん、土屋アンナさん、真矢ミキさん、奥田瑛士さん、そして蜷川実花監督。
2500名ほどのファンが集まったジャパンプレミア。藤原さんは「すごいですね!ありがとうございます」と感激した様子。「本作の撮影は約1年前に取り終えたんですけれど、僕も久々に会ってびっくりするくらいの豪華なメンバー。このメンバーで料理を作ったり、ときに命を狙われたり...とにかく本当に楽しみにしていてください!」とネタバレを回避しながらコメント。「上映前でネタバレするとあれなんで...」と答えると、会場は笑いに包まれました。
意外にも、蜷川監督とのお仕事は初めてという藤原さんは「僕は何かの縁を感じまして、断る理由は見つからなかった」とオファーされたときの心境を明かしてくれました。「貴重な時間を過ごさせてもらいました」と、藤原さん。
そんな藤原さんと共演した玉城さんは、「メディアのイメージがあって、藤原節を常に持たれてる方なのかなって思っていたのですが、オンオフがしっかりしてしていて......優しくしてくださいました。ボンベロ役が藤原さんで本当に感謝しております」と語りました。
本作の舞台は、客が全員殺し屋のダイナー。作品に対しての心がけを聞かれた蜷川監督は「男性を主演にすることも初めてでしたし、今までの自分が得意としていた作品とは違いました。圧倒的なキャストがそろったので、その豪華さをエンターテイメントに変えて、ちゃんとメッセージを残せるように心がけました」とコメント。次々と殺し屋が来るという現場は非常に面白かったと語り、「私と竜也とティナは殺し屋たちを受け入れるので必死でした」と改めて撮影時を振り返りました。
そんな蜷川監督は武田さんと5年前に写真集のお仕事でご一緒したそう。「蜷川監督には5年前に写真を撮っていただいているんですが、そのときカメラをバズーカーのように構えて "さっさと脱いじゃいな!"っていう感じだったのですが、今回は、そういうものが全くなくなって、 "こういうパターンも見たいかな、こうやったらどうなる?"ってふわふわだったんですよね」と蜷川監督との以前とのギャップに驚きつつも「でも仕上がった作品は骨太なメッセージ性が強い作品が仕上がっていて、見たこともない演出方法でした」と蜷川監督の凄まじい実力に圧倒された様子でした。「不思議なお絵かきにお手伝いさせていただいたような感じでした」(武田さん)。
奥田さんも「絵の具って24色ありまはすけど、それでは足りないくらい。そんな色彩あふれる中に、ぽんって放り込まれるんです。ワンダーランドにいながら、蜷川監督を信頼して心地よく身を置きました。真矢さんと土屋さん、女性二人の殺し屋が美しいのか、恐ろしいのか、今までみたこともないものを目にしていて、そこも楽しかった。自分の喜びを人に話したくない。僕だけの宝物にしたいです」と現場でのなんとも言えない圧倒感と、楽しかった撮影を語ってくれました。
また、土屋さんは、共演した真矢さんの殺陣を大絶賛!しかし真矢さんは「殺陣といえば竜也さまです。たまに見えなくなったときがありました」とコメントし、会場は笑いに包まれました。
窪田さんは撮影時のエピソードを聞かれ、「藤原さんと玉城さんと3人のときはすごく幸せでした。ほっこりしてたんですけど、だんだんこれが崩れていくんですよ。その瞬間があったから最後・・・最後言っちゃいけないですね(笑)。竜也さんの芝居がすごいって言いたいんです。以上です!」と、窪田さんもギリギリネタバレを回避!(笑)
みなさんがネタバレしそうなコメントを寄せる中、金子さんは「ネタばれしないところでいいますと、実花さん(監督)は映像もスチールも全部一人でやれちゃう。写真も映像も同じ人間の血が通っているというのが強烈でしたね」とまとめるようにコメント。
最後に監督は、「ちょうど1年前に取り終えたんですが、そのときの熱量が蘇ってきて、みんなの力が集結して、ここから広がっていくのかなって思っています。竜也と一緒にできて嬉しかったです。これからもこのメンバーでいろいろ仕事できたらと思っています」と改めて本作完成の心境を明かしてくれました。
ファンサービスたっぷりだった本イベント。会場には黄色い歓声が鳴り響くなか、幕を閉じました。全員殺し屋を演じたとは思えない、キャスト同士の仲の良さになんだかほっこりさせられました!
イカれた殺し屋が大集合。そのなかに入り込んだ平凡女子のカナコ(玉城ティナ)は生き残れるのか...?スリル満点なストーリーと、思わず興奮させられる色鮮やかさMAXのビジュアルは、大スクリーンで堪能したい一本です!映画『Diner ダイナー』は7月5日(金)公開。
(写真・文・取材/トキエス)
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『Diner ダイナー』
7月5日(金)より公開
監督:蜷川実花
原作:平山夢明『ダイナー』(ポプラ社「ポプラ文庫」)
出演:藤原竜也、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤 工ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
2019/日本映画/117分
公式サイト:diner-movie.jp
(c)2019 映画「Diner ダイナー」製作委員会