アイアンは無理して高スペックを選ぶべからず
- 同じ5番アイアンでも、ソールの厚さはいろいろだ。右がマッスルバック、中央が中・上級者タイプのキャビティアイアン、左が中空アイアンのソール。撮影:高木昭彦
アイアンは自分の技量に合ったクラブ選びがポイント。プロが使用する高スペックのアイアンは、スイートエリアが狭くボールも上がりにくい。ボールが上がりにくいと悩んでいるゴルファーは、上がりやすいアイアンを選ぼう。ツアープロコーチの谷 将貴(たに・まさき)さんがアドバイスしてくれた。
* * *
ボールが上がりやすいアイアン選びのポイントは、〈1〉ヘッド形状、〈2〉ロフト角、〈3〉シャフトの3つを自分に合ったスペックにすること。
ヘッド形状は、バックフェースがえぐられたキャビティタイプが、低重心でボールが上がりやすい。しかもバックフェースが大きくえぐられたフルキャビティタイプが、より低重心だ。また一見マッスルバックに見えるが、実は中が空洞になっている中空アイアンもキャビティと同じ効果があり、ボールが上がりやすい。
ロフトは、アイアンではストロングロフト化(ロフトを立てて飛距離をアップさせること)が進んでいる。一昔前よりも8度前後もロフトが立っているものもあり、当然ロフトが立っているほうがボールは上がりにくい。アイアンのロフトは一様ではないので、選ぶ際は各番手のロフトにも注意しよう。なお4番や5番のロフトが立って難しい場合は、FW&UTを使うといい。
シャフトにはカーボンとスチールがあり、最近はプロでもカーボンを使用することが増えているものの、まだまだスチールのほうが多い。そのためかスチールを選択するアマチュアも多いが、ボールが上がりやすいのは軽量なカーボン。またスチールでも軽量スチールタイプのほうが、ボールは上がりやすい。
■『NHK趣味どきっ! 今どきっ! ゴルフはシンプル&スタイリッシュ』より
* * *
ボールが上がりやすいアイアン選びのポイントは、〈1〉ヘッド形状、〈2〉ロフト角、〈3〉シャフトの3つを自分に合ったスペックにすること。
ヘッド形状は、バックフェースがえぐられたキャビティタイプが、低重心でボールが上がりやすい。しかもバックフェースが大きくえぐられたフルキャビティタイプが、より低重心だ。また一見マッスルバックに見えるが、実は中が空洞になっている中空アイアンもキャビティと同じ効果があり、ボールが上がりやすい。
ロフトは、アイアンではストロングロフト化(ロフトを立てて飛距離をアップさせること)が進んでいる。一昔前よりも8度前後もロフトが立っているものもあり、当然ロフトが立っているほうがボールは上がりにくい。アイアンのロフトは一様ではないので、選ぶ際は各番手のロフトにも注意しよう。なお4番や5番のロフトが立って難しい場合は、FW&UTを使うといい。
シャフトにはカーボンとスチールがあり、最近はプロでもカーボンを使用することが増えているものの、まだまだスチールのほうが多い。そのためかスチールを選択するアマチュアも多いが、ボールが上がりやすいのは軽量なカーボン。またスチールでも軽量スチールタイプのほうが、ボールは上がりやすい。
■『NHK趣味どきっ! 今どきっ! ゴルフはシンプル&スタイリッシュ』より
- 『今どきっ! ゴルフはシンプル&スタイリッシュ―美しくなることは強くなること (趣味どきっ!)』
- NHK出版
- 1,188円(税込)
- >> Amazon.co.jp
- >> HonyaClub.com
- >> LawsonHMV