冷えた手足を温めるハーブの入浴剤

ローズマリー、タイム、セージの足浴。くるぶしまでお湯につけて血行を促進させる。ハーブの量が多いほど効果は高まるが、ローズマリー、タイム、セージは効能が強いので、ドライの場合は各大さじ2杯くらいから様子を見ながらふやしていく。フレッシュハーブが手に入ればお湯に浮かべても。撮影:岡部留美
冬本番。寒い冬を元気に乗りきるために、ハーブの力を借りて、体の芯から温まりましょう。フレッシュハーブが入手しにくい冬は、ドライハーブが大活躍。入浴剤におすすめのハーブを、園芸家の外山たら(とやま・たら)さんに教えてもらいました。

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■冷えた手や足を温めて血行促進 ハーブの入浴剤

ハーブの薬効成分は多くの場合50℃以上で抽出されるので、熱めのお湯に直接入れるか、ふたをして弱火で20分間くらい煮出してから、水を加えて温度を調節します。煮出したほうが効果は高まります。煮出したあとのハーブは袋に入れて、お湯に浮かべて再利用しましょう。

■おすすめのハーブ

足浴の入浴剤
セージ( 右 )
枝や葉を乾燥させたもの。抗菌作用があり、風邪の予防にも。肉料理の臭い消しにも重宝する。
ローズマリー( 中 )
乾燥させた枝や葉。血行を促進する作用がある。強い香りが肉料理やオイル、ビネガーの香りづけにも使われる。
タイム( 左 )
枝や葉を乾燥させたもの。殺菌効果が高く風邪の予防にもなる。肉料理、魚料理にも使える万能ハーブ。

手浴の入浴剤
ラベンダー( 右 )
イングリッシュラベンダーの花のドライ。強い香りでリラックスできる。殺菌効果もある。
ローズ( 左 )
香水の原料になる原種(ダマスク・ローズ)の花のドライ。自家製のバラを使う場合は無農薬栽培の香りのよい品種を使う。殺菌、リフレッシュ効果があり、肌にもよい。

※妊婦や乳幼児、アレルギー体質の方、持病のある方は、事前に医師などの指導をお受けください。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2017年2月号より

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