葉の美しい光沢が魅力! シクラメンの新種「プラチナリーフ シリーズ」
- 赤花のプラチナリーフ。葉の表面が花の鮮やかな色を反射して、いっそう豪華に見える。撮影:田中雅也
シクラメンが12月を代表する花になったのは、いつからでしょうか。色鮮やかな花が固まって咲く姿は、どんなシーンでも、まさに主役。今年もシクラメンが活躍する季節がやってきました。毎年のように新しい品種が登場するシクラメンの中でも、今年注目の品種の一つ、「プラチナリーフ シリーズ」について、育種家の長谷川康平(はせがわ・こうへい)さんにお話を伺いました。
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■スタートは突然変異を起こした株との出会い
この美しい輝きを放つリーフとの出会いは10数年前のこと。父の代からシクラメン栽培を手がけてきましたが、タネをとって育苗するうちに、突然変異で奇妙な葉をもつ子苗が3株現れました。
「今まで見たことのない光沢の葉にびっくり。これはおもしろいとその苗を育てていくことにしました。新しい可能性を感じたんです」
その株をもとに交配を続けて性質を固定し、「プラチナリーフ」と名づけ、世に出しました。最初はピンクとパープルの2色。今では赤、ライトピンク、白、バイオレットも加わって6色に。開花時期も早く改良して、12月から花が楽しめるようにしました。
「葉の美しさだけで十分、観賞価値があります。『カラーリーフ』として、寄せ植えに使うと楽しみが広がります」
今後は寄せ植えに使いやすい小鉢での販売もふやしていくそうです。
■『NHK趣味の園芸』2016年12月号より
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■スタートは突然変異を起こした株との出会い
この美しい輝きを放つリーフとの出会いは10数年前のこと。父の代からシクラメン栽培を手がけてきましたが、タネをとって育苗するうちに、突然変異で奇妙な葉をもつ子苗が3株現れました。
「今まで見たことのない光沢の葉にびっくり。これはおもしろいとその苗を育てていくことにしました。新しい可能性を感じたんです」
その株をもとに交配を続けて性質を固定し、「プラチナリーフ」と名づけ、世に出しました。最初はピンクとパープルの2色。今では赤、ライトピンク、白、バイオレットも加わって6色に。開花時期も早く改良して、12月から花が楽しめるようにしました。
「葉の美しさだけで十分、観賞価値があります。『カラーリーフ』として、寄せ植えに使うと楽しみが広がります」
今後は寄せ植えに使いやすい小鉢での販売もふやしていくそうです。
■『NHK趣味の園芸』2016年12月号より
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