心のクセが字に表れる──5つのクセ字、あなたはどのタイプ? 【後編】

日本書道教育連盟認定・書道師範の髙宮暉峰(たかみや・きほう)さんに、5つの「性格が表れる代表的なクセ字のタイプ」を教えていただきました。本稿は後編の「自己満足タイプ」「自意識過剰タイプ」「直情タイプ」の3つです。前編はこちら

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■自己満足タイプ

汚い字ではないのですが、やけに大きく、はねや払いなどが大げさ。こういうタイプは、流麗な大人っぽい文字に憧れがあり、自分の文字にこだわっています。ただし、文字の書き方を基礎から学ぶことはなく、自分が「カッコいい」と思う文字をマネするだけ。結果として、カッコいいと思っているのは自分だけで、読みづらいクセ字になってしまいがちです。筆記具にこだわる人が多いのも特徴。


■自意識過剰タイプ

丸文字やギャル文字を書く人、あるいは右上がりのクセが強い人は、自意識過剰の傾向があります。自分を「こう見せたい」という思いが強く、極端な文字を書くことで自己演出をしているのです。このようなクセ字はだいたい思春期のころに身につけていて、「年齢のわりに文字が幼い」と言われることも。文字を書くときは背中を丸めて、狭い視野の中で細々とペンを動かしているのでは。


■直情タイプ

文字の大きさが書くたびに違う。崩し字が多くて読みづらい。こういうタイプは、思い込みが激しく、こうと決めたら一直線。感情の起伏が激しく、そのときどきの感情がそのまま文字に表れがち。例えば怒っているときは、書きなぐったような乱れた文字に。自信があるときは文字が大きくなりますが、自信を失うと小さな文字になります。

■『NHKまる得マガジン “美文字ピラミッド”で学ぶ ペン字レッスン』より

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