冷房による冷えをペットボトル温灸で解消

撮影:下村しのぶ イラスト:ナカオ☆テッペイ
外はうだるように暑いけれど、オフィスは冷房で寒いくらい……そんな極端な温度差に繰り返しさらされて、夏でも体が冷え切っている人が、今増えています。このままでは、夏バテになって気持ちまで落ち込んでしまうことも。危険な「夏冷え」を、ペットボトル温灸術で解消しましょう。鍼灸師の若林理砂(わかばやし・りさ)さんに教えてもらいました。(医学監修:福田千晶)

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冷房ガンガンの室内にいて、体が冷え切ってしまったときに。自律神経の働きをよくするツボを刺激して、体温調節がスムーズにできるようにします。
1 中脘(ちゅうかん)
ろっ骨の下端中心とおへそを結ぶラインの中間

「中脘」のあたりにペットボトルの底を当て、熱いと感じたら離す。3、4回繰り返す。
2 大椎(だいつい)
首を前に倒したとき、最も出っ張るところの下のくぼみ

続いて「大椎」のあたりにペットボトルの底のふちを当てる。熱いと感じたら離す。3、4回繰り返す。
3 仙骨部(せんこつぶ)
尾てい骨の上、脂肪が薄い部分一帯

仙骨部にペットボトルの側面を当て、熱いと感じたら離す。3、4回繰り返す。※肌に直接当てること。
4 膻中(だんちゅう)
4番目のろっ骨の中心( 男性は左右乳頭の中間。女性は指で押して響くところを探す)

最後は「膻中」のあたりにペットボトルの底のふちを当てる。熱いと感じたら離す。3、4 回繰り返す。※肌に直接当てること。
■『NHKまる得マガジン 夏冷えにサヨナラ! ペットボトル温灸術』より

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