当てはまっていたら要注意! 知っておきたい腰痛の種類

イラスト:越井 隆
腰痛は2種類に大別することができます。東京大学医学部附属病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座長、特任教授の松平 浩(まつだいら・こう)さんにそれぞれの特徴を教えてもらいました。

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1つは、病気が原因の要注意の腰痛(特異的腰痛)、もう1つは、検査や診断をしても原因がはっきりしない腰痛(非特異的腰痛)です。そして、腰痛で受診する人の約85%は後者であり、これには、多くの人が悩まされている慢性的な腰痛やぎっくり腰なども含まれます。
つまり、腰痛の大半は「心配ない腰痛」であり、自分で治せるということです。今回、テキスト『NHKまる得マガジン 腰痛はもう怖くない 3秒から始める 腰痛体操』で紹介する体操は主に後者の腰痛を対象にしていますが、一部、前者の腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)に起因する座骨神経痛に効く体操も紹介しています。

■心配しない腰痛

原因のはっきりしない腰痛。腰痛の代表格ともいえるぎっくり腰をはじめ、慢性的腰痛や再発を繰り返す腰痛の多くが含まれます。

■病気が原因の腰痛

椎間板(ついかんばん)ヘルニアや脊柱管狭窄症などが代表格の腰痛。がんや大動脈瘤(りゅう)などによる、命にかかわる腰痛もあります。
以下のチェックリストで1つでも当てはまれば、腰痛の背後に病気がある「特異的腰痛」の可能性があるので、医療機関で検査を受けるようにしましょう。
□転倒や尻餅をついたあとなどに痛みだし、日常生活に支障が出る。
→骨折の可能性
□ 65歳以上(特に女性)で、朝、布団から起き上がる際に背中や腰に痛みが出た。
⇒骨粗しょう症(骨がスカスカになる病気)による骨折の可能性
□ 横になってもうずくことがある。鎮痛剤を1か月使用しても、頑固な痛みが改善されない。
⇒ 重い病気の可能性
□ 痛みやしびれがお尻からひざ下まで広がる。
⇒ 腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの可能性
□ 肛門、性器周辺が熱くなる、しびれる。尿が出にくい、尿漏れがある。
⇒ 重症の腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの可能性
□ つま先歩き、かかと歩きが難しく、足の脱力がある。
⇒ 重症の腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、脳や脊髄の病気の可能性
■『NHKまる得マガジン 腰痛はもう怖くない 3秒から始める 腰痛体操』より

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