蘇 耀国九段に学ぶ「楽に打てる石の感覚」

撮影:小松士郎
4月から「囲碁フォーカス」の司会を務めるのは、棋士の蘇 耀国(そ・ようこく)九段と戸島 花(とじま・はな)さん。実力はかなりついたものの、3月放送の初段認定試験で合格を逃した戸島さんは、今年こそ初段、そしてさらにその上へと意気軒昂(けんこう)です。番組内の講座では、石の強弱をもとに急場や大場を見分ける感覚を学びます。この感覚さえ身に付ければ、布石も中盤での戦いも楽に打てるようになるのです。本稿では、新しい講座に挑むお二人の対談をお送りします。

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■誰もが認める初段へ!

一昨年は3人の講師、そして昨年は小松英樹九段、林漢傑七段の下、布石から死活まであらゆる分野を学び、大会でも結果を残し、かなり実力がついてきた戸島花さん。初段認定対局では初段の方を相手に勝利したものの、認定には至りませんでした。
囲碁大使としても大活躍の戸島さん、今年は誰もが認める初段を目指すと、やる気に満ちています。
4月から講師を務める蘇耀国九段によると、「戸島さんは初段になるための実力は十分あります。あとは足りていない部分さえ身に付ければ…」とのこと。
戸島 「初段になるために、私に足りないものは何ですか!?」
蘇 「戸島さんは、あらゆる戦いから逃げているように見えます。やはり、戦いを恐れないことがいちばんです。受けて立つ、くらいの気持ちを持てば、あっという間に初段を超えることができますよ」
戸島 「でも、接近戦になるといつも失敗してしまうんです…」

■「石の強弱判断」が基本

蘇 「それは、石の感覚が身に付いていないからです。石の感覚は、『石の強弱』が判断できるようになれば、簡単に身に付きます」
戸島 「面白そうですね。そういうの、私、好きです!」
蘇 「石の強弱を理解していれば、戦いがスタートした時点では必ず有利に立てるのです。そして一路の違いにまで注意が行き届くようになれば、驚くほど楽に碁が打てるようになるはずです」
戸島 「分かりました。初段は、アマチュアの皆さんにとってもいちばん大きな壁だと思います。皆さんと一緒に、誰もが認める初段、そしてさらに上を目指して、頑張ります!」
やればやるほど強くなる「石の強弱判断」。これから6か月間、戸島さんと一緒に学んでいきましょう!
■『NHK囲碁講座』2016年4月号より

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