キャベツを買うなら丸ごと1コ! 最後まで楽しみつくすコツ

撮影:吉田篤史
みずみずしい春キャベツの季節です。料理家の飛田和緒(ひだ・かずを)さんは、カットキャベツではなく、丸ごと1コを買って楽しむことをオススメしています。キャベツを余すことなく楽しむワザを教えてもらいました。

* * *

キャベツは主婦にとってはお財布にもやさしい野菜の一つ。常備している家庭も多いのではないでしょうか。一年中出回っていますが、旬は春と冬。春キャベツは葉の巻きがふんわりと緩く、みずみずしいのが特徴。生で食べると柔らかく歯触りも抜群。冬キャベツは逆に巻きがしっかりとしていて、切ると葉の密度が濃い。しっかりと堅く葉が折り重なっており、ずっしりと重い。こちらは煮込むと甘みが出ます。
最近はカットキャベツも多く出回っていますが、切り口がきれいなものを選びます。でも、できれば一コ丸ごと買って、生でサラダに、炒めて、煮てと、調理方法を変えて楽しむと、あっという間に一コがおなかにおさまります。
すぐに食べられないときは、せん切りにして塩をしてしんなりとさせておく。それを漬物がわりに食べたり、スープにしたり、あえ物にしたりしていると、これもまた消費が早い。何かしらの下ごしらえがしてあると、丸ごと冷蔵庫に入っているものよりも、積極的に食べる気がするのです。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』連載「飛田和緒さんの野菜とのつきあい方」2016年4月号より

NHKテキストVIEW

NHKきょうの料理ビギナーズ 2016年 04 月号 [雑誌]
『NHKきょうの料理ビギナーズ 2016年 04 月号 [雑誌]』
NHK出版 / 514円(税込)
>> Amazon.co.jp

« 前のページ | 次のページ »

BOOK STANDプレミアム