ほうれんそうと牛肉で貧血予防

ハッシュドビーフとほうれんそうご飯。撮影:砂原 文
日々の食事に役立つ薬膳のプチ知識とレシピをお届けする連載「プチッと薬膳 食べるのち晴れ」。2月号では、国際中医薬膳師のナガタ ユイさんが貧血改善や疲労回復効果が期待できるほうれんそうと牛肉の組み合わせについてお話します。

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料理をつくっていたら、突然立ちくらみ……。女性に多い貧血は、いろいろな原因が考えられますが、その多くは日々の食生活にあります。栄養バランスが悪くなると、血液の栄養も不足して巡りが悪くなります。ふらつきだけでなく、疲れ、お肌にも影響して、いいことなし。
血液の栄養補給には、元気の象徴“ほうれんそう”を。残念なことに単体では体に栄養が吸収されにくく、ましてや体力が落ちているときは血液をつくる力も不足し、効果も半減。エネルギーを補い、血液をつくる手助けをする食材が必要になります。そこで“牛肉”の登場。2つを組み合わせることで、増血効果がアップするのです。
今月のメニュー「ハッシュドビーフ」はルーいらず、煮込み時間も不要。切り落としの牛肉を使い、20分で簡単&手軽につくれるので、疲れが取れない、立ちくらみがするなどの症状がみられたら、ぜひお試しを。肝心のほうれんそうは、ご飯にたっぷり混ぜ込みます。爽やかなご飯に、バターのコクが効いたハッシュドビーフがからみます。食べ進むうちに、血液の巡りがよくなって体は元気、気力もアップするのは、気のせい?
※つくり方はテキストに掲載しています。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』連載「プチッと薬膳 食べるのち晴れ」2016年2月号より

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