ハーブの余りダネはベビーリーフに

すじまきしたルッコラのベビーリーフ。
一・二年草のハーブはシーズンごとにタネを用意してまきますが、多めにまいたとしてもタネが余ってしまいがちです。余ったタネは冷蔵庫で保管しても徐々に発芽率が低下するので、ベビーリーフ用にまいてしまいましょうと、園芸研究家の石田源次郎(いしだ・げんじろう)さんはアドバイスします。
余ったタネを鉢や小さなプランターにすじまきにし、本葉1〜3枚になったら間引き収穫を開始します。幼苗のうちに収穫してしまうので、タネを密な厚まきにでき、場所をとらずに栽培できます。適しているのはコリアンダー、スープセロリ、チャービル、パセリ、ルッコラなど。柔らかな食感とマイルドな香りや味がベビーリーフの特徴で、なじみのハーブでも成株の葉とは印象がかなり異なります。
一・二年草ではありませんが、チャイブのベビーリーフもおすすめです。葉が極細であるため、刻まずにそのまま利用でき、かみしめると口の中に香りが広がります。苦みがないのでサラダにも使えます。
■『NHK趣味の園芸』2015年9月号より

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