秋ならではの風情を楽しむアートな寄せ植え

撮影:田中雅也
4人の人気講師が毎月交代で、寄せ植えのセンスアップのコツを伝える『NHK趣味の園芸』の人気連載「寄せ植えアプリ」。9月号の拡大版では、4人を代表して園芸家の上田広樹(うえだ・ひろき)さんが登場。秋ならではのキーワードを3つあげて、それぞれにマッチした作品を手がけてもらいました。いつもよりランクアップしたテクニックも、スペシャル企画だからこそ、披露します。

■その1 カラフルな「秋色」をたっぷり楽しむ

最初のお題は「秋色」。吹く風が涼しく感じられるようになったころ、山ではまだ鮮やかな緑色を保っている木から、早々に燃え上がるように赤く染まるもの、控えめに黄色く染まるものなど、さまざまな色彩を目にすることができます。そんな秋の山の景色をイメージして、にぎやかに秋色を盛り込みました。
 




■その2 「実もの」で豊穣の秋を演出

2番目のお題は「実もの」。豊かな収穫がイメージされる秋を、カラフルな果実がつく植物で表現しました。さらに、一見カボチャのように見える個性的なテイストの鉢を選び、素朴な雰囲気を楽しみます。種類豊富な観賞用トウガラシは、使い勝手のよい素材です。


■その3 「月見」の席に添える一鉢

最後のお題は「月見」。月見の席に欠かせないススキ。夜の空にたなびく雲。まん丸な月と一緒に、星も輝いています。さぁ、どの植物が何を意味しているか、当ててみてください。花より団子派の方には、月見団子もありますよ! ちなみに2015年の十五夜は、9月27日(日)になります。

※それぞれの寄せ植えのつくり方や世話のポイントはテキストに掲載しています。
■『NHK趣味の園芸』2015年9月号より

NHKテキストVIEW

NHKテキスト 趣味の園芸 2015年 09 月号 [雑誌]
『NHKテキスト 趣味の園芸 2015年 09 月号 [雑誌]』
作成者 / NHK出版 / 545円(税込)
>> Amazon.co.jp

« 前のページ | 次のページ »

BOOK STANDプレミアム