ブルーベリー栽培、来年も実をつける3つの基本

ハイブッシュ系は関東地方より北の寒冷地向きの系統。果実が大きく、味、香りに優れた品種が多い。夏の乾燥に弱いので注意する。写真は‘デューク’。撮影:丸山 滋
家庭で気軽に楽しめる果樹として、非常に人気が高いブルーベリー。最低限のポイントを押さえれば、無農薬で満足のいく果実が収穫できます。
今は実つき株が店頭に並ぶ時期。東京農工大学農学部の伴 琢也(ばん・たくや)さんは、「ブルーベリー栽培を始めようという方は、次の3つだけ頭に入れてからスタートしてください」とアドバイスします。

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■1 3系統の特徴を知る

ブルーベリーには大きく分けて3つの系統があります。寒冷地向き、温暖地向きなど性質が異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。

■2 同じ系統の違う品種を一緒に植える

ブルーベリーは他家結実性といって、異なる品種の花粉で受粉したほうが圧倒的に結実しやすく、果実も大きく味もよくなります。その際、同じ系統の異なる品種を選びます。

■3 冬剪定をする 適期=2月

ブルーベリーは株立ち状になった、それぞれの枝からさらに伸びた小枝の先端に花をつけ、果実をつけます。剪定適期の休眠期には、弱い枝を選んで間引くように剪定しましょう。果実の数を減らし、それぞれの果実を充実させるのが目的です。
■『NHK趣味の園芸』2015年7月号より

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(詳細データ取得中)

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