カトラリーってどうやって持てばいいの?

イラスト:加納徳博
今さら聞けない、ナイフとフォークの正しい持ち方。東京都港区でテーブルコーディネートとフラワーアレンジメントの教室「Briller」を主宰する浦濱マリ(うらはま・まり)さんに教えてもらいました。

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カトラリーは左手にフォーク、右手にナイフを、肘を張らずに持ちます。フォークは、背を上、先を下にして、柄を左手の手のひらに入れ、柄の背側に人さし指をかけるようにして持ちます。ナイフは、柄を右手で握るようにして、指は鉛筆を持つように持ちます。いずれも、人さし指をかけることで、力が入りやすくなります。スプーンも、鉛筆を持つ要領で持ちます。
きれいに持てたら、今度はきれいに扱いたいものです。ナイフとフォークで肉を切るときは、左端から一口大に、食べる分だけ切るとよいでしょう。最初からすべて切ってしまうと、せっかくの肉汁が出てしまい、温かい料理が冷めてしまいます。
サラダも、正式には左手にフォーク、右手にナイフで食べますが、コーンやグリンピースはナイフとフォークで食べるのに苦労しますよね。そんなときは、フォークの上下を返し、背で少しつぶし、ナイフでフォークの腹にのせて食べます。ご飯もナイフで寄せて、フォークの腹にのせると食べやすいです。ただ、ご家庭など、カジュアルなシチュエーションでは、右手にフォークを持ちかえ、腹にのせて食べてもよいでしょう。そのときは、ナイフは皿の右奥あたりに、横にして置いておきます。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2015年7月号より

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