夏バテ防止のスタミナ野菜「オクラ」を育ててみよう

日本ではおひたしや炒め物などに使われるオクラ。原産地アフリカではスープなどにするのが一般的。
若いさやを丸ごと食べるオクラは、夏バテ防止に効果大。高温を好むので、6月から栽培すれば成功率もぐっとアップします。真夏のどっさり収穫を目指して、さっそく育ててみましょう。教えてくださるのは、恵泉女学園大学人間社会学部教授(生活園芸、野菜園芸学)の藤田智(ふじた・さとし)さんです。

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■ビタミンや食物繊維が豊富で夏バテ防止にうってつけ!

高温を好むアフリカ原産のオクラは、夏の日ざしの下でぐんぐん育つ熱帯性野菜。ビタミンや食物繊維などが豊富なうえ、夏の間次々と収穫できるので、夏バテ防止のスタミナ野菜として積極的に栽培したい野菜です。
品種には、切り口が五角形のオクラのほか、少しくらいとり遅れてもかたくなりにくい丸オクラなどがあります。色も緑のほか、カラフルな赤紫色もあるので、好みのものを選びましょう。
収穫は10月上旬まで続くので、しっかりと土作りをすることが大切。一方で、オクラは養分を吸収する力(吸肥〈きゅうひ〉力)が強く、チッ素を与えすぎると茎葉(けいよう)ばかりが茂って実つきが悪くなるので、元肥(もとごえ)の分量はきちんと守ることが大切です。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2015年6月号より

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