初心者にもおすすめ! ラッカセイ栽培 2つのポイント
- ラッカセイは土の中に豆ができます。
ラッカセイといえば、ピーナッツでおなじみの豆です。とりたての豆は風味と甘みが抜群。「初心者でも栽培しやすく、家庭菜園でこそ作ってほしい野菜です」と話すのは恵泉女学園大学人間社会学部教授(生活園芸、野菜園芸学)の藤田智(ふじた・さとし)さん。ラッカセイを栽培する上で守るべき2つのポイントを教えてもらいました。
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作りやすくて手がかからないラッカセイ。「花」が「落」ちて実が「生」まれるという意味で、「落花生」と書きます。
栽培のポイントは2つ。1つは、肥料を少なめにすること。マメ科植物は、根に寄生する根粒菌(こんりゅうきん)からチッ素分をもらえるため、少ない肥料でよく育つ性質があります。肥料が多すぎると、つるボケを起こしてさやのつきが悪くなるので、元肥(もとごえ)の化成肥料を通常の野菜の半量にします。
2つ目は、土をやわらかくする中耕(ちゅうこう)のタイミングを守ることです。ラッカセイは、花が咲いたあとに子房柄(しぼうへい)という細い茎のようなものが伸びて地中に潜り、その先にさやがついて豆ができるというユニークな育ち方をします。花が咲き始めたら、マルチフィルムをはがして畝(うね)の肩のあたりを中耕し、子房柄が土に潜りやすくしましょう。
秋に、葉が黄ばんできたら収穫適期。ラッカセイは、スーパーマーケットなどでは一般的に煎ったものが売られていますが、とれたてならではの味覚を楽しむなら、ゆでて食べるのがおすすめです。ホクホクとして、甘い豆が楽しめます。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2015年5月号より
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作りやすくて手がかからないラッカセイ。「花」が「落」ちて実が「生」まれるという意味で、「落花生」と書きます。
栽培のポイントは2つ。1つは、肥料を少なめにすること。マメ科植物は、根に寄生する根粒菌(こんりゅうきん)からチッ素分をもらえるため、少ない肥料でよく育つ性質があります。肥料が多すぎると、つるボケを起こしてさやのつきが悪くなるので、元肥(もとごえ)の化成肥料を通常の野菜の半量にします。
2つ目は、土をやわらかくする中耕(ちゅうこう)のタイミングを守ることです。ラッカセイは、花が咲いたあとに子房柄(しぼうへい)という細い茎のようなものが伸びて地中に潜り、その先にさやがついて豆ができるというユニークな育ち方をします。花が咲き始めたら、マルチフィルムをはがして畝(うね)の肩のあたりを中耕し、子房柄が土に潜りやすくしましょう。
秋に、葉が黄ばんできたら収穫適期。ラッカセイは、スーパーマーケットなどでは一般的に煎ったものが売られていますが、とれたてならではの味覚を楽しむなら、ゆでて食べるのがおすすめです。ホクホクとして、甘い豆が楽しめます。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2015年5月号より
- 『NHK趣味の園芸やさいの時間 2015年 05 月号 [雑誌]』
- NHK出版 / 669円(税込)
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