これだけで収穫量が上がる? エダマメを植えるなら「根切り」をしよう

株を引き抜いてみると、強い根がびっしりと張っている。こうした根を育てるためには、土作りや、根切りの作業が欠かせない。
植えつけ時に「根切り」を行うと、エダマメは根張りがよくなって、元気な株に育ち、収穫量が上がります。達人でおなじみの加藤正明(かとう・まさあき)さんが、プロならではの技を伝授します。

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■これが根切り!

根鉢(ねばち)を全部崩して、主根(しゅこん)の先端を指でつまんで、プチン! たったこれだけで、あとの育ち方がまったく違います。

■こんなにすごい! 根切りの効果

1 根が多くなる
まだ幼い苗の時期に主根を切ることで、水や養分を吸おうと側根(そっこん)が旺盛に伸びて、根がしっかりと張るようになります。
2 草丈が高くなりすぎない
根切りを行わない場合と比べて、草丈(くさたけ)の伸びが抑えられ、茎が太くがっしりとした株に育ちます。
3 収穫量がふえる
エダマメは株の倒伏が大敵。根が多くなり、草丈が低く、茎が太くなると、強風で株が傾いたり、倒れたりすることが少なくなります。草丈が高くならず、茎ががっちりと育った結果、花がよくつき、さやもより確実に育ち、収穫量がふえます。
■『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2015年4月号より

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