外で猫を撮るときは土地の雰囲気を生かして

本来ならお寺の雰囲気が崩れてしまうので、青いベンチは入れませんが、猫がコミカルな表情をしていたこともあり、ミスマッチなおもしろいショットが撮れました。撮影:安珠
のびのびと過ごしている外猫は、愛らしいしぐさだけでなく、野性味あふれるしぐさを見せてくれることも。カメラ片手に猫を探す旅に出掛けてみましょう。フォトグラファーの安珠(あんじゅ)さんが、京都の外猫たちを撮影しました。

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動物の写真は、その動物が暮らしている背景を入れながら撮影するのがおすすめです。そのほうが、写真から動物たちの日常生活が伝わりやすく、リラックスした姿を撮ることができるからです。
今回は、せっかく京都で猫を撮るので、町家のような日本家屋や寺社がたくさんある京都の雰囲気を生かせるよう、背景に京都らしい街並みや建物を入れながら猫を撮影してみましょう。「猫との出会いを探し求める」とテーマを決め、その土地の雰囲気が出る場所を旅してみるのもよいのではないでしょうか。目的を持って街を歩く楽しみができ、きっとすてきな思い出になるはずです。
猫はシルエットや毛並みが美しいので、どんな場所にいても絵になります。猫と出会ったらすぐにシャッターが切れるよう、いつでもカメラを出して撮影する準備をしておきましょう。
■『NHK趣味Do楽 レンズで見つける! わたしの京都 〜女子のカメラ&ライフ・レッスン〜』より

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