缶詰ブームの火付け役は!? 8月6日、湘南蔦屋書店にて「缶詰ナイト」も開催
- 『ケトル VOL.25』
- Nao ☆,石川竜一,河瀨直美,伊藤 弘,南馬越一義,岸 勇希,市川紗椰,西田善太,篠原ともえ,片岡義男
- 太田出版
- 972円(税込)
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ここ数年、缶詰ブームが続いているといいます。極上のスコッチとベストマッチの缶詰を提供するオーセンティックバー。おしゃべりとカップ酒がどんどん進む缶詰を出す居酒屋。また、スーパーの缶詰売り場にも、定番商品からちょっと珍しいものまで、数多くの缶詰が並ぶようになっています。
雑誌『ケトル』(VOL.25 2015年6月号)は缶詰特集。あらゆる角度から缶詰の魅力に迫った1冊となっています。そんな同誌に、フリーライターの黒川勇人さんと嶋浩一郎編集長の対談インタビューが掲載されています。
現在の缶詰ブームのきっかけについて黒川さんは、こう分析します。
「2010年に国分(※酒類・食品の卸売会社、専門商社)から発売された、"酒のつまみ"としての缶詰にフォーカスした『缶つま』シリーズが要因のひとつでしょうね。(中略)もうひとる、その翌年の『いなばのタイカレー』シリーズのヒットも要因ですね。(中略)別の点で言えば、東日本大震災の際に缶詰が活躍したこともあるでしょう」(同誌より)
こう語る黒川さんは、"缶詰博士"の異名を持つ、缶詰のスペシャリスト。出版社勤務を経てフリーライターとして独立。子どもの頃からの缶詰好きが高じて、2004年には、世界の缶詰を紹介する『缶詰Blog』を開始すると、そのマニアぶりが話題に。これまで世界46カ国・数千缶の缶詰を食しており、自宅には常に3000缶のストックがあるそうです。ちなみに、 "缶詰博士"という肩書きも、なんと公益社団法人日本缶詰協会公認というから驚きです。まさに世界一の缶詰通といえるのではないでしょうか。
前出・嶋編集長は対談にて、世間の缶詰に対する認識は「誤解がある」「適当な味になっていると思っている人は多い」と指摘。その上で「値段に対して考えれば基本、オーバークオリティ」と語ります。
そんな缶詰愛溢れるおふたりと、缶詰ブームの火付け役となった「缶つまシリーズ」の国分株式会社から森公一さん(マーケティング部オリジナル商品担当副部長)の3人の公開鼎談が8月6日の夜に、湘南蔦屋書店で開催されます。
クラフトビールや「缶つま」を楽しみながら、缶詰の知られざるおいしい食べ方や開発裏話など魅惑の缶詰トークが繰り広げられる予定です。また、普段スーパーで見かけない缶詰との出会いもあるとか。また、缶つまシリーズの試食も10種類ほど用意されているので、ラウンジのお酒と一緒に楽しむことも可能。イベントの最後には「高級缶つま」がもらえるじゃんけん大会も開催されるようです。聞いて呑んで食べてお楽しみ頂ける夏の夜にぴったりのイベントといえるのではないでしょうか。
【イベント情報】
缶詰Bar in 湘南蔦屋書店
http://real.tsite.jp/shonan/event/2015/07/bar-in.html
8月06日(木) 19:00~21:00
湘南蔦屋書店 1号館2階 湘南ラウンジ
1,080円(ワンドリンク・おつまみ付)
問い合わせ先 0466-31-1510
※参加ご希望の方は、湘南蔦屋書店1号館BOOKカウンター、もしくはお電話にてお申し込みください。