ヒット商品の"コンセプトクリエイター"を支える「ものさし言葉」

迷いを消す55の「ものさし言葉」
『迷いを消す55の「ものさし言葉」』
柴田 陽子
産業編集センター
1,080円(税込)
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 「渋谷ヒカリエ」「ローソン"UchiCaf´e SWEETS"」「パレスホテル東京」「ルミネ」「日本交通」「センチュリー21」「JOMO」......誰もが知るヒット商品やブランディングに携わってきた、コンセプトクリエイターの柴田陽子さん。

 多方面から人気の柴田さん。そんな彼女の魅力の秘密は、彼女自身が、しっかりとした「ものさし」を持っているからかもしれません。柴田さんが考える「ものさし言葉」とは、自身の気づきや経験を通して取り入れた、彼女独自の価値観ともいえるでしょう。

 例えば、「指差し確認して、関係する人全員が得るものがあるなら、前に進めてもよし」。これは、プロジェクトでどうしたら良いか迷った時に確認するものさし言葉。

 「人の悪いところより、良いところを先に見つける」これは、仲間を増やすときに活躍するものさし言葉。

 「人からもらったモノも、お金も、時間も、自分のところで止めちゃいけない」の言葉は、自分だけではなく、すぐに次の人のことを考えられるきっかけとなったそう。

 こういった「ものさし言葉」が柴田さんのなかで構築できてから、悩み方や悩む時間が劇的に変わったと、書籍『迷いを消す55の「ものさし言葉」』のなかで明かしています。

 「以前は、経験がなかったので、どんな悩みに対しても初心者。体当たりで時間をかけ、あらゆる角度から悩みを掘り下げ、もう、もがきまくってどうしたらよいのかを考えました。その解決の仕方は、ときには良かったこととして自分の中に蓄積し、失敗としても経験値が増えました。そうして、長い年月かけて作り上げたのが、私の『ものさし言葉』です」

 柴田さんの「ものさし言葉」は、どれも気持ちが優しくなるものばかり。問題と直面した時に、こういった物事を柔らかくできる言葉を持ち合わせていれば、視野も広がり、問題解決が楽しくなってくるかもしれません。柴田さんの言葉を拝借するのも、もちろん良いですが、自分だけの「ものさし言葉」が見つかれば、何よりも心強いのではないでしょうか。

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