ネタ劇場

お腹がグーグーになる映画3選

どうもこんにちは。正月、食べ過ぎてお腹いっぱいかもしれません!が、さらにお腹いっぱいにしてください!な3本をお届けします。

極限の地で見る、ご飯の後光。『南極料理人』

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南極観測隊の1人、西村淳(堺雅人)の仕事は隊員8名分のご飯を作ること。南極という過酷な地で働く仲間のため、手塩にかけて西村が作る料理は本当に旨そうで、画面の向こうからご飯の湯気が立ち昇ってくるよう。登場する沢山の料理の中で、1番舌なめずりしてしまったのが熱々の醤油ラーメン。風が吹雪く極寒の中での作業後から帰ると、テーブルの上に用意された温かいラーメン。狂気する隊員たち。こんなに美味しそうに食されるラーメンは初めて見たかもしれません。極寒の環境の中にあっても笑いあいながら食卓を共にする隊員たちを見て、「人を繋げるものって、やっぱり美味しい料理なんだな」としみじみ思いました。

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人間関係は、料理と同じくらい味わい深いのかも。『ディナーラッシュ』

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ニューヨークのイタリア料理店「ジジーノ」を舞台に繰り広げられる群像劇を、洗練されたカットとテンポのよい音楽に乗せて映し出している本作。ほとんどのストーリーが混雑したレストラン内で進んでいくため、観ているこちらもオーダーした料理を待つ客のひとりになったかのような、現実感に包まれます。特に目を奪われるのが、キッチン内のコックたちのめぐるましい調理風景。無駄のない手際で作られていくイタリアンは、どれもが色彩豊かで、ワインにとっても合いそう。特に肉汁たっぷりの仔牛のチョップなんか、もう飲まないわけにはいきません!料理と共に、お酒も飲みたくなってしまう罪深い映画です。もちろん、ストーリーの主軸である複雑な人間ドラマも注目です!

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気持ちよく生きるために、まずはご飯から!『かもめ食堂』

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フィンランドはヘルシンキにある小さなお店「かもめ食堂」。店主のサチエ(小林聡美)は定食を中心としたお料理を粛々と作りながら、街の本屋さんで偶然出会ったミドリ(片桐はいり)や、空港で旅行カバンを無くしてしまったマサコ(もたいまさこ)、そしてフィンランドの現地の人たちと交流を温めていきます。その関わりの中で、肝となっているのが美味しいご飯。ふっくらと黄色がまぶしい卵焼き、網の上で炙り焼く鮭、そして丹精込めて握られたおにぎり。サチエが振る舞う料理を食べて笑い顔になる人たち。人の心の源は、やっぱり美味しいご飯みたいです。

(文/伊藤匠)

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