自分の手に合う箸の長さは? 懐石料理の専門家がアドバイス

撮影:砂原 文
日本人の食事に箸は欠かせないもの。ふと自分の箸の使い方を振り返ったとき、上手に使えているだろうかと不安になったことはありませんか。『まる得マガジン いまさら聞けない 美しい箸の使い方』では、江戸懐石近茶流嗣家(きんさりゅうしか)の柳原尚之(やなぎはら・なおゆき)さんが美しい箸の使い方を、「ごはん」「汁物」「刺身」などの献立ごとに解説します。まずは、自分の手に合う箸の長さを知りましょう。柳原さんに調べ方をうかがいました。

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箸を上手に使いこなすには、手の大きさに適した箸のサイズを知ることが大切。
人によって手の大きさが違うように、適した箸の長さや太さもそれぞれ異なります。手の大きさに合った箸は扱いやすく、自然と正しい持ち方になるものです。自分の手に合うサイズの箸を調べて、正しい持ち方を習慣づけましょう。
親指と人さし指の付け根の角度が90度になるように広げた長さを「一咫(ひとあた)」といいます。ちょうどいい箸の長さは、それを1.5倍にした「一咫半」。まずはこの「一咫」を測り、自分の手の大きさに適した箸の長さを見つけましょう。太さや重さもいろいろあるので、実際に持って手になじむものを選ぶとよいでしょう。


■『NHKまる得マガジン いまさら聞けない 美しい箸の使い方』より

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いまさら聞けない 美しい箸の使い方 (NHKまる得マガジン)
『いまさら聞けない 美しい箸の使い方 (NHKまる得マガジン)』
柳原 尚之
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