発酵食品でかぜをひかない体を目指そう

鶏肉と白菜の春雨スープ 撮影:佐々木美果
料理研究家の五味幹子(ごみ・みきこ)さんが、市販の発酵食品を使って、手軽でおいしく、体によい料理を紹介します。発酵食品で腸内環境を整えて、かぜをひかない体を目指しましょう!

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■日本の調味料は、ほぼ発酵食品。身近なもので手軽に楽しみましょう

私が発酵食に夢中になったのは、10年以上前、みそを初めてつくったことがきっかけです。独学で苦労したのですが、思いのほかおいしくできて感動しました。
発酵料理は、菌とうまくつき合っていくことで、幅が広がります。ふだんはみそ、塩麹(こうじ)、甘酒などを手づくりして料理に活用していますが、旬の食材を発酵食品の自然なうまみや塩味、甘みで味つけをすると、体が喜ぶのを感じます。
“発酵食”というと、難しく聞こえるかもしれませんが、みそ、しょうゆ、酢など、日本の調味料は、ほぼ発酵食品です。まずは、身近にあるものから気軽に取り入れてほしいと思います。

■酒かすで! 鶏肉と白菜の春雨スープ

骨付きの鶏肉のうまみと酒かすのコクがきいた、滋味深いスープ。白菜はクッタリと煮て、味をよく含ませます。

 






■ザーサイで!えびそぼろのマーボー豆腐風

味つきのザーサイも発酵食品。うまみ出しに、隠し味として使います。辛くないので、シニアや子どもも楽しめる和風マーボーです。

 



■塩麹(こうじ)と甘酒で! 麹ドレッシングのホットサラダ

野菜の風味に塩麹と甘酒を加えることで、まろやかな深みのあるドレッシングに。加熱した野菜にやさしくなじむ味わいです。

 


※つくり方はテキストに掲載しています。
■『NHKきょうの料理』2020年11月号より

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