キャンプにも防災にも! トイレットペーパーは使い方いろいろ

1つあると本当に便利! 撮影:松井 進
家のトイレに置いてあるふつうのトイレットペーパーも、キャンプでは便利グッズに変身します。アウトドアライフアドバイザーの寒川 一(さんがわ・はじめ)さんがその多彩な用途や、より便利に使う工夫を紹介します。

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■ふきんやタオル雑巾の代わりにも

トイレットペーパーも、キャンプに持参するとさまざまな場面で活躍します。一番出番が多いのは、何かをこぼしたり、汚れたりしたときに、タオルや雑巾のように拭くものとして使うケースです。使い終わったあとも、そのままゴミ袋にまとめておけば、帰宅後に燃えるゴミとして捨てられます。
また、水場が遠い場合や、洗い場を使わないときには、ごはんを食べたあとの食器やカトラリーの汚れを、トイレットペーパーを使って拭き取ることもできます。
トイレットペーパーは燃えやすいので、たき火の際の火口として利用するのも便利です。

■トイレットペーパーをキャンプ仕様にする

トイレットペーパーの優れた点である“吸水性〟は、野外に置いておくと、水がかかったり、雨が降ってきたりしてすぐにぬれてしまうという側面もあります。そこで、粘着テープを使いトイレットペーパーの補強をしましょう。
まず、最初にトイレットペーパーの周りに粘着テープを貼って外側全体を囲みます。次に、横にして芯が潰れるまで上から体重をかけ、角度を変えて何度か繰り返します。そして芯を抜いたら完成です。
真ん中の穴から簡単に引き出せるので、ティッシュペーパーとして使える一方、外側が粘着テープのおかげで防水になっているため、簡単にはぬれません。
粘着テープで周りを貼って防水処理をする以外にも、芯を抜いてから密閉式保存袋に入れて使うという方法もあります。
■『NHK趣味どきっ!たのしく防災!はじめてのキャンプ』より

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