園芸ビギナーにぴったり! 「寄せ鉢」のススメ

テラコッタカラーで鉢色をそろえ、デッキの段差を生かして配置。草花は、チューリップ(右奥)、カレンデュラ(左奥)、ノースポール(左手前)、アリッサム・サクサティーレ(手前中央)、プリムラ・マラコイデス(右手前)。
撮影:田中雅也
1つの鉢に1株を植えて、いくつかの鉢を並べて楽しむ「寄せ鉢」。小さな庭や玄関先、ベランダなど、場所を選ばず、手軽に草花を愛でることができます。この春、寄せ鉢で明るく華やかに彩ってみませんか。東京農業大学グリーンアカデミーの大出英子(おおいで・えいこ)さんが、寄せ鉢が園芸ビギナーにオススメできる理由を教えてくれました。

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■オススメ1 花選びに迷わない。好きな種類でOK!

寄せ植えは複数の植物を1つの鉢に植えるため、日当たりや水やり、用土など、同じ環境を好む植物たちを選ぶ必要があります。そして、見栄えよく見せるには、花色や配置などの組み合わせも大事。知識とセンス、そして園芸経験がある程度必要です。
一方、寄せ鉢は、鉢が別々なので、草花や多肉植物、花木など、好む環境が異なる植物を組み合わせてもOK。園芸ビギナーでも気軽に始められます。

■オススメ2 いつでもベストな眺め。見ごろの鉢を置くだけ!

春に咲く花でも、種類はもちろん、苗ごとに開花時期はずれるものです。花いっぱいのときが違っても、見ごろの鉢だけを並べて置くだけで、いつもベストな景色が楽しめます。
寄せ植えは期間限定で楽しむことが多く、数か月で植え替えが必要になります。寄せ鉢の場合は、植物にもよりますが、苗の購入時に植え替えておけば、植え替え作業は1〜2年に1回程度でOK。ほとんど手間がかかりません。
※テキストでは寄せ鉢をすてきに飾るコツを紹介しています。
■『NHK趣味の園芸』2020年4月号より

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