イラッとした時に使いたい一言~『ムカつく相手を一発で黙らせるオトナの対話術』
- 『ムカつく相手を一発で黙らせるオトナの対話術』
- バルバラ・ベルクハン,小川捷子
- CCCメディアハウス
- 1,650円(税込)
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嫌みや悪口を言ったり、けんか腰で構える相手に対して、あなたはどう応戦しますか?
ムカつく相手はどこにでもいるもの。だから彼ら全員と戦っていては、体がいくつあっても足りません。ベストセラー『アタマにくる一言へのとっさの対応術』の著者バルバラ・ベルクハンは、戦わずしても勝つという方法を、新著『ムカつく相手を一発で黙らせるオトナの対話術』で紹介しています。いつも言われっぱなしのあなたが、やり返さず、逃げ出さず、堂々と笑顔で対抗するとっておきの"返し技"があるというのです。
その一つが、「あ、そうなんだ!」という一言。
これで、言葉による攻撃のほとんどを、やりすごすことができるというのです。
■「もし僕があなただったらもう少し頑張るけどな。そうやってのらくら仕事をしていると、あっさり上司に見限られますよ」
「あ、そうなんだ!」
■ 「たぶん君は立体感覚失認と中毒との相互関係が真実だと証明されたことを、まだ知らないよね?」
「あ、そうなんだ!」
この「あ、そうなんだ!」は、ただ黙っているのとは違います。これは、ただ呆気に取られた時の叫びです。それだけなのです。けれどもこの言葉を見くびってはなりません。何も言っていないにもかかわらず、この言葉には非常に高尚な、深い英知が潜んでいるのです。
「あ、そうなんだ!」は、この世の出来事に対する唯一の正しい反応です。電車が遅延するという放送、終わってしまったバーゲンセール、当たらなかった天気予報。それらに何らかの意味を見出そうとしても、私もあなたも、結局のところただこうつぶやくだけ。
「あ、そうなんだ!」
もし、相手がレベルの低い発言をしてきて、あなたが打ちひしがれてしまい、ショックを受けた時にはつぶやいてください。この言葉は驚きの叫びだとはいえ、相手の言葉のナンセンスに対する深い洞察でもあるのです。
「あ、そうなんだ!」
こんな簡単な言葉で相手をかわすことができるなんて、便利だと思いませんか?