第54回 アメコミ映画ファン最高の11月!『マイティ・ソー バトルロイヤル』&『ジャスティス・リーグ』公開!
映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』より (C)Marvel Studios 2017 All rights reserved.
アメコミ映画ファンにとっては最高の11月となりました!
11月3日に『マイティ・ソー バトルロイヤル』、11月23日に『ジャスティス・リーグ』公開です。
まず『マイティ・ソー バトルロイヤル』は快作!
どちらかというとノリが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に近い。
従ってアベンジャーズとガーディアンズの面々がジョイントする『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のために、恐らくソーがこの両チームをつなぐのだと思います。
ソーは宇宙にいるし、場所的にも、いまアベンジャーズの中で一番ガーディアンズに近いところにいる。
だから映画のトーンも『ガーディアンズ・・』に少し寄せたのかもしれません。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』を傑作にしている理由はいくつかあるのですが、まず女戦士ヴァルキリーのかっこいいこと!
褐色の肌に白い戦闘服、素敵すぎるのです。
またこの映画はソー役のクリス・ヘムズワース、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチ、ヘイムダル役のイドリス・エルバ、スカージ役のカール・アーバンは皆、エイブラムス印の映画版『スター・トレック』シリーズに登場しているので、トレッキーにも嬉しい(笑)
映画自体も、スター・トレックっぽい感じのとこありますから。
そして音楽の使い方が絶妙。
初期の予告でも使われていましたが、アアァという絶叫の歌いだしで始まる印象的な歌はレッド・ツェッペリンの"移民の歌/immigrant song"です。
実はこの歌、北欧の、オーディンを信仰していたヴァイキングが歌詞に出てくる歌であり、神々のハンマーというフレーズも出てくる!
従ってソーにピッタリなのです。
さて音楽と言えば『ジャスティス・リーグ』!
漏れ聴く映画自体の評判もとても良く、傑作誕生の予感!ですが、この作品の曲を担当するのがダニー・エルフマンなのです!
ティム・バートン版の『バットマン』、サム・ライミ版の『スパイダーマン』のテーマ曲を手掛け、アメコミ・ヒーロー映画史に名を残す人!
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』も担当しています。
その彼が、自身が手掛けたティム・バートン版の『バットマン』を少し使う、と発言!
僕にとって、歴代バットマン映画のテーマ曲としてはこれが最高!と思っているのでうれしいニュース!
さらにエルフマンは、ジョン・ウィリアムスの『スーパーマン』の曲を使う、ともコメント!
僕にとって、歴代アメコミ映画のテーマ曲としてはこれが最高!と思っているのでハッピーなニュース! でした。
バットマンとスーパーマンが共演する(だろう)映画に、バットマンとスーパーマンの名曲がそれぞれ使われるなんて!!!!
しかし気になるのは、エルフマンは、ジョン・ウィリアムスの『スーパーマン』の曲は、ちょっとダークなアレンジにするんだ!とも発言!
これってスーパーマンがダークサイドに堕ちる!?ということ???
うーん、曲の話題だけでもこれだけワクワクさせてくれる映画はめったにない!
『ジャスティス・リーグ』に期待大です!
(文/杉山すぴ豊)