発想の転換は、成功への秘訣。『ミセス・ダウト』
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- ロビン・ウィリアムズ,サリー・フィールド,ピアース・ブロスナン,クリス・コロンバス
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友人が新品のiPhoneの画面を割ってしまった時のこと。彼女はすぐさまデスクトップの壁紙を『ストリートファイター』のケンに設定。ケンが波動拳を撃った先にちょうどiPhoneの画面のひび割れがあって、一つのアートに。「なんという発想の転換なんだ...!!」と感動した覚えがあります。このように、発想の転換というものは、マイナスなことをプラスに変え、時には人生を成功の道に導いてくれるものなのかも。映画『ミセス・ダウト』も発想の転換によって幸せになるハートフルストーリーなんです。
主人公は声優のダニエル(ロビン・ウィリアムズ)。漫画でキャラクターがタバコを吸うシーンに納得がいかず、仕事をやめてしまいます。しかも息子の誕生日パーティーで移動動物園を家に呼んでしまったことから妻・ミランダ(サリー・フィールド)と大げんか。溜まりに溜まったミランダはダニエルに離婚を言い渡します。裁判で週一でしか愛する子どもたちと会えなくなってしまったダニエルは落胆。しかしそのとき、ミランダが家政婦を募集していることを知り、ダニエルは「発想の転換」をきかせます。なんとダニエルは特殊メイクアーティストである兄・フランクに協力してもらい60歳のおばあちゃん「ミセス・ダウト」に大変身! しっとりとしたおばあちゃんの声を演技し、家政婦として子どもたちと接するようになります。
一方で、家政婦の仕事をしながらテレビ局の雑用の仕事をしていたダニエル。活気がない長寿番組撮影現場にて「ミュージカル風にすればいいのに」とまた発想の転換をきかせます。しかも、愚痴っていた相手は社長・ランディだったことから、ダニエルはディナーミーティングに誘われます。
「発想の転換」が幸せをもたらす。そんな素敵な本作に、きっと魅了されてしまうと同時にその力が羨ましくも思います。「発想の転換」というのは「ものの見方を変えてみる」ということ。きっと、小さいマイナスなことをプラスの見方に変えてみることから始めることで、自分にもその力が身につくかもしれません。本作のお茶目なミセス・ダウトから、「発想の転換」の身につけ方を学んでみてくださいね。
(文/トキエス)