心のクセが字に表れる──5つのクセ字、あなたはどのタイプ? 【前編】
性格によって表れやすいクセ字があるということをご存じですか? 日本書道教育連盟認定・書道師範の髙宮暉峰(たかみや・きほう)さんに5つのタイプをうかがいました。前編では、「緊張タイプ」「大ざっぱタイプ」の2つをご紹介します。
* * *
正しい姿勢で文字を書くと、頭の中に思い描いた「きれいな文字」に近づけます。一方、姿勢が崩れていると、クセのある文字になってしまいます。体のクセが、文字に表れるのです。
さらに、性格によって表れやすいクセ字というのもあります。「文字は人を表す」と言いますが、文字には心のクセも表れやすいのです。
個性ある文字は手書きの魅力ですが、読みづらいほどクセが強くては、伝えたいことも伝わりません。読みやすい、伝わりやすい文字を書くためには、自分のクセを理解することが大切。ここでは、性格が表れる代表的なクセ字を5つあげてみます。
■緊張タイプ
線が硬く直線的で、線と線の間の隙間が潰れている。こんな文字を書くのは、緊張しやすいタイプです。このタイプの人は、日頃から体中の筋肉をこわばらせていることが多く、肩や腰が凝り固まっています。文字を書くときも、「きちんと書かなければ」と緊張して、肩や腕がガチガチに。筆圧が強く、線が硬くなったり震えたりして、固苦しい印象を与えてしまいます。
■大ざっぱタイプ
隙間が多くて、パラパラとまとまりのない印象。こういう文字を書く人は、良く言えばおおらかで、悪く言えば大ざっぱ。「うまく書こう」と意識することなく、片肘をついたり足を組んだりして、なんの気なしに書いているよう。文字の細かい部分が間違っていても、「雰囲気で読めればいい」と気にしません。実際は読みづらくて周りに迷惑をかけていることが多々あります。
■『NHKまる得マガジン “美文字ピラミッド”で学ぶ ペン字レッスン』より
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正しい姿勢で文字を書くと、頭の中に思い描いた「きれいな文字」に近づけます。一方、姿勢が崩れていると、クセのある文字になってしまいます。体のクセが、文字に表れるのです。
さらに、性格によって表れやすいクセ字というのもあります。「文字は人を表す」と言いますが、文字には心のクセも表れやすいのです。
個性ある文字は手書きの魅力ですが、読みづらいほどクセが強くては、伝えたいことも伝わりません。読みやすい、伝わりやすい文字を書くためには、自分のクセを理解することが大切。ここでは、性格が表れる代表的なクセ字を5つあげてみます。
■緊張タイプ
線が硬く直線的で、線と線の間の隙間が潰れている。こんな文字を書くのは、緊張しやすいタイプです。このタイプの人は、日頃から体中の筋肉をこわばらせていることが多く、肩や腰が凝り固まっています。文字を書くときも、「きちんと書かなければ」と緊張して、肩や腕がガチガチに。筆圧が強く、線が硬くなったり震えたりして、固苦しい印象を与えてしまいます。
■大ざっぱタイプ
隙間が多くて、パラパラとまとまりのない印象。こういう文字を書く人は、良く言えばおおらかで、悪く言えば大ざっぱ。「うまく書こう」と意識することなく、片肘をついたり足を組んだりして、なんの気なしに書いているよう。文字の細かい部分が間違っていても、「雰囲気で読めればいい」と気にしません。実際は読みづらくて周りに迷惑をかけていることが多々あります。
■『NHKまる得マガジン “美文字ピラミッド”で学ぶ ペン字レッスン』より
- 『“美文字ピラミッド"で学ぶ ペン字レッスン (NHKまる得マガジン)』
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