ペットボトル温灸術をする前に……準備と当て方

皮膚が赤くなったら、当てるのをやめましょう。もし熱いと感じなくても、3、4 秒間たったら離すこと! 撮影:下村しのぶ
誰でも簡単に、安全にできるのが「ペットボトル温灸術」の良いところ。そのポイントは、ペットボトルをちょうどいい温度にすること。そして正しい当て方をすることです。まずは使用するペットボトルの選び方と当て方を鍼灸師の若林理砂(わかばやし・りさ)さんに教わります。(医学監修:福田千晶)

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■ペットボトルの準備

「ペットボトル温灸術」とは、お湯を入れたペットボトルをいくつかのツボに順番に当てることで、冷え症をはじめ、さまざまな症状を改善に導くものです。お湯の温度は60〜70℃。適切な温度にするためのポイントをあげます。

 








■注ぎ方

常温の水100mlと沸騰直前の湯(大きな泡が立つ手前。約95℃)200mlを耐熱性の計量カップに入れる。カップからペットボトルに注ぎ、ふたをしっかり締める。
 

■ペットボトルの当て方

ペットボトルをツボに当てる際も、ルールがあります。長く当てたり、5回以上当てたりすると、刺激が強すぎて逆効果。ほぼすべてのメソッドに共通する当て方の基本をマスターしましょう。
ツボのあたりにペットボトルを当てる。当たる面が広いので、おおよその位置でOK。衣服の上からではなく、肌に直接当てること。

熱いと感じるまで当てて、いったん離す。これを3、4回繰り返す。

■『NHKまる得マガジン 夏冷えにサヨナラ! ペットボトル温灸術』より

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