四間飛車で初段を目指そう!

1図
2013年4月〜9月「将棋フォーカス」内、講座として放送された「鈴木大介の振り飛車のススメ」が単行本になりました! 四間飛車の指し方が基本から分かる一冊、その内容を少しだけ紹介します。

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「アマチュアの方が最初に覚える戦法は、四間飛車がおすすめです」という鈴木大介八段。その理由はなんでしょうか?
「居飛車にはいろいろな戦法があって、相手の出方によっては自分の指したい戦法が指せないこともあります。しかし、四間飛車は大丈夫。角道を止めて、飛車を振って、玉を美濃に囲えば駒組みは完成。相手の陣形を見る必要はほとんどありません」。
四間飛車の駒組み手順の例を示せば、初手から▲7六歩△3四歩▲6六歩△8四歩▲6八飛△6二銀▲4八玉△4二玉▲3八銀△3二玉▲3九玉△5四歩▲7八銀△8五歩▲7七角△5二金右▲5八金左(1図)。
1図が四間飛車の基本形となります。これで陣形は完成。先手は陣形を発展させることもできますが、もし後手(居飛車)の側が速攻を仕掛けてきても、十分対応することができるのです。
「四間飛車の駒組みは相手を見なくていいと言いましたが、1図までの手順中、居飛車の指し手に対応して指さなければいけない手が一つだけあります。それはなんでしょうか?」
ヒントは「居飛車の飛車先交換を防ぐ一手」。正解は『鈴木大介の振り飛車のススメ』の第1章、「駒組みの基本を覚えよう」に詳しく書いてあります。
■『NHK将棋講座』2015年8月号より

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