女性ファン限定の将棋イベントが大盛況！　サプライズゲストも

関東の若手棋士が中心となって活動している「東竜門」。5月31日（日）に開催された「将棋日和」は、女性ファン限定イベントということで、さまざまな工夫があった。その模様をレポートする。

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第1部は参加棋士による多面指しの指導対局。時間は1時間半ほど取られており、参加者は時間内なら何局でも指すことができる。指導を受けるのが初めてという人や、プロと指すのが不安という人には、藤森哲也四段と石田直裕四段による八枚落ちのミニ講義が開催された。
指導対局を担当しない棋士は、会場内を見まわって、指し手に悩む参加者をサポート。また、別件で将棋会館を訪れていた木村一基八段が会場に現れ、全員に一言ずつアドバイスを送る場面も。これは参加棋士も知らなかった正真正銘のサプライズということだった。
第2部開始までの時間、参加者に感想を尋ねると、「イベントなどで指導対局を受けていると、『そんな手指すかねえ』みたいなことをギャラリーのおじさんに言われたりするので、変な手を指せないというプレッシャーがあるけど、女性ファン限定イベントなので安心して指せた」「控え室で休憩できるようになっていて、おやつが準備されているのがうれしかった。石田四段の北海道みやげをいただきました」「八代弥五段の指導がていねいでよかった。ファンになりそう」など、満足度の高い指導対局になったようだ。
■『NHK将棋講座』2015年9月号より