16歳の藤沢里菜女流本因坊、待望のNHK杯デビュー
- 黒番:林漢傑七段(左)/白番:藤沢里菜女流本因坊(右) 撮影・小松士郎
前期まで読み上げの席に座っていた藤沢里菜(ふじさわ・りな)女流本因坊が対局者席に──ファン待望のNHK杯初陣である。16歳での初出場は村川大介王座、一力遼七段と並ぶ史上2位タイという若さ。ちなみに最年少は、井山裕太棋聖の15歳となっている。
入段4年目となる昨年は40勝14敗という好成績。男性棋士相手にも18勝8敗なのだから、女流同士の対戦だけで稼いだ勝ち星と勝率ではない。純粋に「次代を担う有望若手」と形容して、何の異論も出ない存在なのである。
しかもこのNHK杯では、過去に小林泉美六段、謝依旻女流名人、向井千瑛五段と、女流大活躍の歴史がある。「次は里菜ちゃんだ!」と期待しているファンが相当な数に達することは間違いない。
敵役となってしまったのは林漢傑(りん・かんけつ)七段。毎年着実に実績を伸ばし、2010年に名人戦リーグ入り、12年に竜星戦準優勝、昨年は王座戦で挑戦者決定戦にまで進出した。藤沢にとっては大敵である。
※この対局の佐野真さんによる観戦記と棋譜はテキストに掲載しています。
■『NHK囲碁講座』2015年7月号より
入段4年目となる昨年は40勝14敗という好成績。男性棋士相手にも18勝8敗なのだから、女流同士の対戦だけで稼いだ勝ち星と勝率ではない。純粋に「次代を担う有望若手」と形容して、何の異論も出ない存在なのである。
しかもこのNHK杯では、過去に小林泉美六段、謝依旻女流名人、向井千瑛五段と、女流大活躍の歴史がある。「次は里菜ちゃんだ!」と期待しているファンが相当な数に達することは間違いない。
敵役となってしまったのは林漢傑(りん・かんけつ)七段。毎年着実に実績を伸ばし、2010年に名人戦リーグ入り、12年に竜星戦準優勝、昨年は王座戦で挑戦者決定戦にまで進出した。藤沢にとっては大敵である。
※この対局の佐野真さんによる観戦記と棋譜はテキストに掲載しています。
■『NHK囲碁講座』2015年7月号より
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