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『パパが遺した物語』アマンダ・セイフライドは日本ラブ! お母さんと一緒に日本を満喫。

『パパが遺した物語』アマンダ・セイフライドが来日記者会見レポート

『パパが遺した物語』は、全国で公開中です!

 トラウマを克服しようとする女性の成長物語を通して、小説家の父と娘のかけがえのない絆を描く『パパが遺した物語』が現在公開中。そんな中、主演を務めたアマンダ・セイフライドが来日!

 2013年に米ピープル誌「世界で最も美しい女性」3位に選出され、これまでも『ジュリエットからの手紙』や『マンマ・ミーア!』など数々の作品で若い世代の女性の心を掴み、憧れの的となったアマンダは、クリスチャン・ディオールの真っ赤なワンピースで登壇。客席の歓声に応えようと、「アリガトウゴザイマス!」と日本語で挨拶した。

○日本とは強い繋がりを感じてくれているそう!

 過去に舞妓体験の様子をインスタグラムにアップして話題になったアマンダは「哲学や精神性、感謝の心など、日本とはなにか繋がりを感じています」とコメント。今回はお母さんとも一緒に来日し、日本を満喫したのだとか。「日本への思いは来日の度に強くなっています」とファンには嬉しいコメントも。トーク中に翻訳された日本語を真剣に聞く場面もよく見受けられ、本当に日本に興味を持ってくれているみたい!

○監督を褒めるアマンダが純粋に可愛らしい

 ラッセル・クロウも号泣したという、本作の脚本を最初に手にしたときの印象を聞かれ「父と娘の絆が素晴らしくて、時空を越えているところが心に響きました。涙してしまう脚本はそんなに多くないので、自分自身にとって大切な作品になりましたね。ムッチーノ監督はイタリア人で情熱的だから、彼がこの作品に深みを与えてくれると確信していました」と語った。

 また、過去のトラウマを抱えた娘・ケイティという難しい役柄をどう演じたのか聞かれると「ケイティは、悩みを抱える子どもたちを助けるソーシャルワーカーという役だったので、児童心理学のリサーチを重ねました。あとは自分のキャラクターに思いやりを持つこと。そしてすべてのステップで監督が手を差し伸べてくれました」。もし、ムッチーノ監督が聞いていたら思わずニヤけてしまうのでは?と思ってしまうほど、純粋な眼差しと天使のような微笑みで、監督とのエピソードを語るアマンダ。そんな彼女の姿を見て「か、可愛過ぎる!」と萌えてしまった観客も少なくなかっただろう。

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アマンダが演じた、ソーシャルワーカーのケイティ。

○アマンダの大ファンIMALU。父・さんまとの子どもの頃の映画体験が強烈すぎる

 会場には、アマンダの大ファンというIMALUも、花束を持って登場。"父と娘の絆"がテーマである本作。明石家さんまを父に持つIMALUは「両親ともに映画が好きで小さい頃からよく見ていた。漢字がまだ読めないくらいの時にハリウッド映画を観に行ったら、父がすべての役をアフレコしてくれて。今よく考えると、まわりの人にすごく迷惑でしたよね(笑)」とお笑い怪獣の父とのエピソードを語った。アマンダは「すごく良い経験をしているね!」と笑みをこぼし、観客も笑いに包まれた。

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アマンダとIMALU

 最後にアマンダは「本作は私にとって、とても大切な作品となりました。映画の中に、きっと皆さん自身の姿も見つけることができる、パワフルな作品になっているので、気に入ってくれると嬉しいです」と、観客にメッセージを贈った。退場時には日本語で「ヨロシク!」という場面も。最後までファンに笑顔で手を振り続ける、素敵な女性だった。

 アマンダの魅力的な演技が涙を誘う本作。愛を失った女性がトラウマを克服していこうと奮闘する姿や父との絆を、ぜひ劇場で観て涙してほしい。

(取材・文/アヤカ)

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幼少期のケイティを演じたのは、500人の少女の中からオーディションで選ばれた、カイリー・ロジャーズ

『パパが遺した物語』
新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国公開中

監督:ガブリエレ・ムッチーノ
脚本:ブラッド・デッシュ
出演:ラッセル・クロウ、アマンダ・セイフライドほか
配給:ギャガ

原題:『FATHERS&DAUGHTERS』
2015/アメリカ/116分

公式サイト:http://papa.gaga.ne.jp
© 2014 FATHERS & DAUGHTERS NEVADA, LLC. ALL RIGHTS RESERVED

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