陳 建民さんの麻婆豆腐

「はじめはレシピを参考にしても、慣れたら数字に頼りすぎず、自分で食べてみてちょうどいい味にすること。それが料理上手になる近道よ」と陳さんは当時の放送でアドバイスしてくれました。撮影:小川勝彦
『NHK きょうの料理』8月号の「懐かしの名調子・名レシピ」では、昭和56年9月8日に放送された陳 建民(ちん・けんみん)さんの麻婆豆腐をご紹介します。当時のテキストには「マーボードウフウ」とふりがながふられています。

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「麻婆豆腐」「回鍋肉」「えびのチリソース」など、多くのおなじみの味を日本に紹介した陳 建民さんは、「日本の四川料理の父」とも呼ばれる存在。家庭でも手に入れやすい材料でつくれる、日本人にも食べやすいように工夫されたレシピは評判を呼び、四川料理を一気に日本の家庭の味にしました。
「料理をつくるのは愛情。食べる人のことを考えて、心を込めて料理しなさい」が口ぐせだったという建民さん。その味と心意気は、息子の建一さん、孫の建太郎さんへと大切に受け継がれています。
※つくり方はテキストに掲載しています。
■『NHKきょうの料理』2015年8月号より

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