ママ友も上司も同じ? 仕事における「苦手な人」対策をママ界のカリスマが伝授!

苦手な人が気にならなくなる本
『苦手な人が気にならなくなる本』
山﨑洋実
日経BP社
1,512円(税込)
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 職場、学校、PTA、ご近所...。どんな人間関係の中でも"苦手な人"というものは残念ながら存在するでしょう。ネガティブな感情は誰しもが持ちたいとは思わないものですが、苦手な人に対してはついつい見て見ぬふりをしたり、心の中で悪態をついてみたりしてしまうこともあるかもしれません。

"ママ界のカリスマコーチ"として、コーチング理論をベースに子育て世代向けの講義を日本全国で、時には海外でも開いている山崎洋実さん。彼女の初のビジネス書が、本書『苦手な人が気にならなくなる本』。

 ママ向けの講師がなぜビジネス書を?と思う人も多いかもしれませんが、山崎さんいわく「コミュニケーションの本質は同じ」。ママ友の世界は特殊と思われがちですが、さにあらず。最近は企業研修の依頼も受けるという著者ですが、伝えている内容はまったく同じなのだそうです。

 コミュニケーションには2種類あり、一つは「対人」、もう一つは「対自分」だと指摘。

「人とうまくかかわるためには、まず自分を知り、自分の感情とうまく付き合えるようになること。そうすれば、おのずと周りの人とのコミュニケーションも円滑になります」(本書より)

 あなたはふだん、「喜怒哀楽」のどの感情が強く出やすいでしょうか? また、上司、同僚、家族やパートナーはどの感情が強く出るように見えますか? この"感情のパターン"ひとつとっても、人それぞれ。正解はなく、自分は当たり前にふるまっているだけ。けれど、他人はそれを「なんで?」と思い、理解できないと感じることがあるのです。

 理解できない代わりに、相手に自分のパターンを押し付けて、人と戦ってしまうからますます険悪な人間関係に。自分を知り、相手のパターンを知ることがよりよいコミュニケーションの第一歩だと言えるでしょう。

「過去と他人は変えられない。変えられるのは自分と未来」がコーチングの基本とのこと。"戦わないコミュニケーション"のコツを知れば、職場でのストレスが解消されそうです。

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