就活生必見!! ドラクエで出来るRPG的自己分析法
- 『ドラクエ式自分の強みを知る冒険』
- 神谷悟
- フォレスト出版
- 1,620円(税込)
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「ドラクエ」といえば、1986年の発売以降、シリーズ累計売上が4000万本を突破している人気ゲームシリーズ。今年2月に発売されたPS3・PS4専用ソフト『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』は累計70万本以上売上を記録しており、3月に販売台数が2020万台を突破した人気ゲーム機「プレイステーション(PS)4」の好調を後押ししている一因であるとさえ言われています。
発売以降、男たちと共に成長し、幾度も進化を遂げてきたと言える「ドラクエ」シリーズ。実は、今年3月に解禁された就職活動にも使えるのだそうです。
本書『ドラクエ式 自分の強みを知る冒険』は、ドラクエのストーリーを読みながら質問に答えるだけで自分の適性を知ることが出来るRPG的自己分析物語。人生を「RPG」、仕事を「最初から決められたデフォルト設定」に例えたうえで、自分の「適正」を発見し、社会に出るための心得を「ドラクエ」を通して教えてくれる一冊。
著者は、日本における人材開発・診断の第一人者である神谷悟氏。勇者が成長し進化し続けるドラクエのストーリーを生かし、その中に人材育成の手法「人材アセスメント」を取り入れることで、読者が主人公である勇者とともに自分の強みを知り、成長出来るように構成されています。
例えば、社会に出る前に自分の能力に自信を持てず、恐れている就活生に対して同書では、「経験値ゼロでも冒険に出るべき!」というアドバイスをしています。会社とは「全力で戦えるフィールド」であり、そこで経験値がない状態で実際に仕事という「モンスター」と戦っていくことで、自分の特性が明確になっていきます。特性が明確になり、徐々に経験値を積んでいくことが出来れば、次の「ステージ」をプレイすることが可能になるのです。
就職活動の際、適格な自己分析と、それを元にした自己PRに苦悩し、様々な業界・企業を受けていく中、自分の本当にやりたいことが曖昧になったり、上手く自分を表現できずに悩む学生も多いのではないでしょうか。
そんな人のために同書では、慣れ親しんだ「ドラクエ」のストーリーを読みながら自分の性格の様々な面を具体的な数字で計測。その結果を勇者(アントレプレナー)・戦士(プロフェッショナル)・魔法使い(マネージャー)・僧侶(スペシャリスト)の4つの性格タイプに分類し、自分に合った適格な診断を受けることが出来ます。
例年より大きく後ろ倒しになった就職活動。本格的な選考に突入する前に、剣の代わりにペンを武器に、同書と共に''ドラクエ流''自己分析の旅に出発してみては?
【関連リンク】
プレイステーションオフィシャルサイト
http://www.jp.playstation.com/cp/topics/2015032501.html