アインシュタインは「新橋玉木屋」の昆布の佃煮が超お気に入りだった!
- 『ケトルVOL.10』
- 福岡伸一,竹内薫,山中伸弥,有安杏果,國分功一郎,横尾忠則,津田大介,渋谷直角
- 太田出版
- 972円(税込)
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12月15日に発売された雑誌『ケトル』12月号は学者特集。生物学者にしてベストセラー作家でもある福岡伸一さんのインタビューにはじまり、"好き"という純粋な気持ちに突き動かされながらスゴイ発見をしてきたチャーミングな学者たちが大集合しています。
たとえば、誰もが知っている世紀の天才物理学者アインシュタインもそんな学者の1人。破れる靴下が嫌いで、100年ほど前から素足に靴を履き、石田純一スタイルを貫いていたといいます。また、ノーベル賞受賞直後に立ち寄った日本では「新橋 橋善」の天ぷら弁当を偉く気に入り、しかも、そこに添えられていた「新橋 玉木屋」の昆布の佃煮を超気入ったのだとか! アインシュタインって実は親日家だったのだと驚きです。
また「ノーベル賞受賞者って実はとってもチャーミングでした」というワンコーナーでは、天才学者たちのお茶目なエピソードが満載。ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんが実は"うっかりミス"から大発見をしていたことや、夢のお告げを実行してノーベル賞をとった学者など、科学者たちのピュアな一面をうかがい知ることができます。
文明の歴史は科学の歴史と言っても過言ではなく、その中心でひたむきに研究を続けてきた科学者たち。しかし、この多くの学者たちは「今、研究していることがすぐに何かに役立つことはほとんどない」と言うのだとか。
でも、一見何の役に立つのか分からない研究結果がその20年後、30年後、40年後に突然注目されて"世紀の大発見"につながるのも科学の歴史そのもの。
雑誌『ケトル』12月号を読んだら、まだ見ぬ未来のために日々研究を続ける学者の皆さんを、より身近に感じることができるはずです。