お花見がピークとなる今週末、太らないお酒の飲み方は
- 『甘い物は脳に悪い (幻冬舎新書)』
- 笠井 奈津子
- 幻冬舎
- 799円(税込)
- >> Amazon.co.jp
- >> HonyaClub.com
- >> エルパカBOOKS
桜の開花がいよいよ本番に。この土日は全国各地でお花見が開催されることでしょう。そこでの主役はもちろん桜。しかし、綺麗な桜を見ながら、お酒を飲むことを楽しみにしている人も多いはず。上手なお酒の飲み方をみてみましょう。
「太るといわれているビールも、栄養があり、利尿作用が高く、それ単体では太るようなものではありません」
こう話すのは、フードアナリストの笠井奈津子さんです。ビールそのものよりも、その時に一緒に食べる唐揚げやこってりした味のものが太る原因だったりするのです。笠井さんは、お酒の席よりも、翌日の食事の方に気をつかうべきだといいます。なぜなら、お酒を飲むと肝臓に負担がかかってしまい、普段よりも代謝が低下してしまうのです。つまり、太りやすい体になっているのです。
「肝臓はたんぱく質でできていますから、その健康を保つには、肝細胞の再生のための必要な栄養素、つまり良質なたんぱく質をとらなくてはいけません」(笠井さん)
居酒屋やお花見での食事は、たんぱく質である枝豆や冷やっこをつまみにすると良いでしょう。また、翌朝は卵かけご飯を食べることが、肝臓に優しい食事の仕方だと言います。
お酒を飲まなくても、普段から良質なたんぱく質が含まれている食事を意識していると、肝臓への負担も減ります。肝細胞の再生がうまくいくと、疲れにくい身体をつくり、だるさを解消し、やる気がでてきます。
「毎食のたんぱく質の適量はこぶしの大きさくらい」(笠井さん)
お酒が続く時期だからこそ、自分の体と向き合ってみるのも良いかもしれません。大切なのは、肝臓とたんぱく質の関係です。