鹿児島県民、実は二次元が好き?
- 『47都道府県ランキング発表! ケンミンまるごと大調査』
- 木原 誠太郎,ディグラム・ラボ県民性研究会
- 文藝春秋
- 1,296円(税込)
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「関西人はお笑いに厳しい」「東北人はシャイ」「沖縄県民は時間にルーズ」......。どこかで聞いたことのあるケンミン性ですが、まだまだこれでは、リアルなケンミン性を掴みきれていないのかもしれません。
全国3万2千人のアンケート結果を心理学統計に基づき分析したのが、書籍『ケンミンまるごと大調査』。これまでモヤっとしていたケンミン性ですが、同書の統計データによって可視化に成功。意外な日本人の姿を知ることができます。
用いた心理学的手法は「ディグラム」。人間の深層心理をアンケートで定量的に可視化し、そのデータに基づいて被験者に対し科学的に行うセルフカウンセリングプログラムのこと。
さっそく同書を開いてみると、「人が困っていたら手助けをする方だ」の1位は、なんと宮城県。しかも、他県に圧倒的な差をつけているとのこと。「他人に対して批判的な姿勢を見せる要素がほとんど見られず、豊かな感受性をもって相手を思いやり、理性的な愛情表現を見せる」のが宮城県民。シャイどころか、とても積極的な姿が見られるようです。
日本で一番「人に嫌われたくない」性格を持つのが、東京都民。「相手の様子を窺いながら手向ける優しさ"=気遣い"の多さが特徴」で、これは心理学的に、「相手に嫌われたくない」という理由からくるものだそう。
そして、もっともシャイなのが鳥取県。「思っていることを言えない」の1位です。「男子は、ピカイチで劣等感が強く人生すべてに悲観的。優柔不断度もトップだ。女子は、人の視線を気にするあまり、すべての行動が控えめ。その代わり、鬱屈したストレスは怒りとなりやすい」のだとか。あくまでアンケート結果なので、すべての人が当てはまるとは限りません。鳥取の方、怒らないでくださいね。
また、変わった特徴を持つのが鹿児島県民。「二次元が好き」で堂々の1位に。人、物、金に執着を見せない鹿児島県民が、唯一強い関心を示したのが、アニメキャラなどの二次元。「固定観念や秩序の枠を超えて生き生きと描かれるファンタジックな世界観が、解放しきれない心のコリをほぐす。手が伸びるのはごく自然な流れ」と同書で解説されています。
その他にも、「家でご飯を食べる方が好き」「友達は少ない方だ」「太麺のラーメンが好き」など、気になるケンミン性が一気に明らかになっています。「自分は違う」なんて思ってはいながらも、ケンミン性は気になるもの。宮城、東京、鳥取、鹿児島のケンミン性は、合っていましたか?
【関連リンク】
秘密のケンミンSHOW
http://www.ytv.co.jp/kenmin_show/