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パーソナルスペースは人間関係のカギ!? 『デュー・デート 出産まであと日!史上最悪のアメリカ横断』

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 『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』で知られるトッド・フィリップス監督が、またハチャメチャなコメディを世に送り出していました。その名も『デュー・デート 出産まであと日!史上最悪のアメリカ横断』。『アイアンマン』で知られるロバート・ダウニーJr.と『ハングオーバー!』シリーズのザック・ガリフィアナキスのW主演である本作は、ザックのせいでロバートに悲劇が起きまくるロードムービー。

 建築士のピーター(ロバート・ダウニー・Jr)は、妻の出産に立ち会うため仕事先のアトランタから自宅のロサンゼルスへ向かうため空港へ。そこでばったり出くわしたイーサン(ザック・ガリフィアナキス)と荷物がすり替わってしまいます。マリファナが入っているイーサンのバッグを持ったピーターはもちろん荷物検査にひっかかり、疑いの目を向けられてしまう始末。その後、なんだかんだでトラブルを凌ぎ、搭乗手続きが完了。やっと席についたと思ったら、偶然にもイーサンが後ろの席に! しかもイーサンがテロリストの話を大声でしてきたせいで、ピーターとイーサンは搭乗拒否されてしまうのです。財布も身分証も受け取れないまま、空港に取り残されたピーター。もちろんレンタカーを借りることもできず......怒り爆発なピーターの前に再びイーサンが車とともに現れ、大陸横断の話を持ちかけます。妻の出産まであと5日! 選択肢のないピーターはイーサンとともにロードトリップすることを決意します。

 本作で注目してほしいのがイーサンの距離感。「人とのパーソナルスペースなんて関係ない!」と言わんばかりに、距離感がかなり近め。たとえば飛行機の機内で荷物を棚に置くシーン。イーサンは、ピーターの膝掛けに足をかけ、一生懸命荷物を棚に乗せようとします。最終的に、イーサンの腹がピーターの顔にヒット! 他人が入ると不快に感じられるパースナルスペースが広いタイプのピーターに対して、おかまいなしにぐんぐん距離を近づけるイーサン。真逆な二人からは、パーソナルスペースは人間関係を築く上で大切なのだと教えられます。

 ちなみにパーソナルスペース45cm以内は「恋人にしか入ることのできない親密距離」なのだとか。心も体も距離が近いイーサンは、果たしてピーターと仲良くなることができるのでしょうか! そこにも注目して観てもらいたいです。

(文/トキエス)

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