インタビュー

人見知りでも出不精でも行きたくなる映画イベントや、旬の映画ニュースをお届けします。

「映画という芸術のなかの何かが身体に入ってくる」リリー・フランキーさん15年振りの単独主演作がBD化です!

『シェル・コレクター』 2016年9月2日(金) BD&DVD発売!

『シェル・コレクター』 2016年9月2日(金) BD&DVD発売!

リリー・フランキーさんが盲目の貝類学者を演じた映画『シェル・コレクター』が、9月2日(金)にBD&DVD発売決定! アメリカ人作家アンソニー・ドーアの同名小説を元に、日米のインディペンデント魂が集った日米合作映画です。監督は、ガロ系作家・安部慎一さんの『美代子阿佐ヶ谷気分』の映画化で知られる、坪田義史監督。本作も、思いっきりカルトな雰囲気に仕上がっています。

坪田監督と、リリー・フランキーさんからのコメントをご紹介します。

***

坪田義史監督
海外の文芸作品を脚色して日本の聖域・沖縄で撮影した稀有な作品です。
盲目の貝類学者が、自然の中に身を委ね、見えないからこそ自然の本質を感知し、手探りで一筋の光を探すような、寓話と現実の境界なき世界観を表現したいと思いました。
主演のリリー・フランキーさんが水中に佇むシーンは、極力CGに頼らず、生身の身体が海中を彷徨い、盲目の学者の深層心理のような異世界を描けたと思っています。
センス・オブ・ワンダー!(自然などからある種の神秘、不思議さを感じ取る感性)
この示唆に富んだ作品を是非とも手に取って感じ観て欲しいです。

リリー・フランキーさん
物語で感動を届けることよりも、観る人に映像の断片を"感じて"もらえるようなアー卜・フィルムの実現を目指す。そんな監督の気概に打たれて出演を決めました。エンターテインメント性の高い作品が流行る時代に、こういう映画は稀ですし、だからこそ必要じゃないかと。リアルか否か、泣けるか笑えるか、ではなく、映画という芸術のなかの何かが身体に入ってくるような映画です。劇場でご覧になれなかった方にも、DVD&Blu-rayでこの作品に触れ、1つの映像や、一行でも良い台詞に出合って頂ければ幸いです。

***

SC_sub6.jpg

■STORY

貝の美しさと謎に魅了され、その世界で名を成した盲目の貝類学者(リリー・フランキー)は、沖縄の離島で厭世的生活を送っていた。しかし、島に流れ着いたいづみ(寺島しのぶ)の奇病を偶然にもイモガイの毒で治してしまい、それを知った人々が奇跡的な貝による治療を求めて次々と島に押し寄せる。

いづみと同じ謎の奇病を患った少女・嶌子(橋本 愛)の治療を望む者、奇跡を起こした父の噂を聞きつけやってくる疎遠だった息子・光(池松壮亮)......。人との関わりを避け続けてきた学者の静かだった生活は一変する。イモガイの毒は果たして奇跡的な薬なのか、それとも毒に過ぎないのか。蔓延する奇病は、自然が人間に与えた警鐘なのか。そんな疑問の中、孤島近くの火山は静かに活発化していく......。

全編に渡って映し出される沖縄・渡嘉敷島の目を見張るほどに美しい海、海中の生物たち。様々な形で螺旋を描く官能的な貝の数々。美しい自然の姿に圧倒されるとともに、イモガイの毒、奇病、火山など、自然が発する悲痛な叫びも映し出される。偉大な自然のなかで、如何にして小さな人間は生きるのか、その術を見つけ出そうともがく様が紡がれる――。

***

『シェル・コレクター』
2016年9月2日(金) BD&DVD発売!

Bru-Lay ¥4,700(本体)+税
DVD ¥3,800 (本体)+税

発売・販売元:ポニーキャニオン
© 2016 Shell Collector LLC(USA)、「シェル・コレクター」製作委員会

SC_BD.jpg


【特典映像】(予定)
●メイキング
●イベント映像集
●オフィシャルインタビュー(坪田監督×リリー・フランキー×池松壮亮×橋本愛)
●予告編集

【初回生産特典】
特製スリーヴケース
http://www.bitters.co.jp/shellcollector

※内容・仕様等は予告なく変更になる場合がございます。
※特典DVDの内容はDVD/Blu-ray共通。

« 前の記事「ニュースとイベント」記事一覧次の記事 »

BOOKSTAND

BOOK STANDプレミアム