2012年1月
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『道化師の蝶』
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第146回芥川賞受賞作。田中慎弥氏の『共喰い』との同時受賞となった。作者の円城塔氏はSFと純文学との垣根を取り払った独特の作風が特徴で、今作でも大胆な言葉遊びや、小説内小説など言語実験を駆使している。
- 円城 塔/講談社/1,404円
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『共喰い』
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第146回芥川賞受賞作。17歳の少年を主人公に、暴力的な父親や生まれ育った土地とのしがらみを生々しく描いた力作。作者の田中慎弥氏が受賞会見で「もらっといてやる」などと発言したことも話題を呼んだ。
- 田中 慎弥/集英社/1,080円
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『蜩ノ記』
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第146回直木賞受賞作。江戸時代の封建的な身分制度を背景に、切腹が決まっている武士とその監視役の交流を描いた作品。作者の葉室麟氏は5回目の直木賞ノミネートだったが、今作で悲願を果たした。
- 葉室 麟/祥伝社/1,728円
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『情報の呼吸法』
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メディアアクティビスト・津田大介による2年振りの単著は、フォロワーの増やし方から信憑性のはかり方、アイデアを生む「連想ゲーム」術まで、情報を「発信」していくための基礎を説く。ツイッター、フェイスブックが一般化した超情報時代への入門書。
- 津田 大介/朝日出版社/1,015円
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『あんぽん 孫正義伝』
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ノンフィクション界の巨人・佐野眞一が迫る「誰も知らない孫正義」。韓国から日本にわたり、貧しさの極限にあった一族に生まれた男がなぜ日本を代表する経営者となれたのか。朝鮮半島への取材を通し、そのルーツを探った。
- 佐野 眞一/小学館/1,728円
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『弱者99％社会』
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生活保護者数205万人、完全失業者数334万人......しかも、こうした人々は特殊ではなく、今は誰でも普通の生活者から脱落するリスクがある。だが、現行の日本の生活保障にはもはや期待できない。個々の国民ができることを問う提言の書。
- /幻冬舎/842円
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『会社と仕事を変えるデザインのしかけ』
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企業の差別化は「価格」「品質」「広告」ではなく「デザイン」で行え。数々の有名企業のロゴマークデザインを手がけてきた著者が、すべてのビジネスマンに向けデザインとマネジメントの関係を実践的に解説する。
- 中野 由仁/クロスメディア・パブリッシング(インプレス)/1,706円
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『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』
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1960年代に活躍したバンド「グレイトフル・デッド」。売上枚数・名声ともにビートルズやストーンズには遠く及ばないが、彼らはロック・レジェンドたちより儲けていた！ 驚愕の真実に潜むビジネスのカラクリを、糸井重里監修の本書が明かす。
- デイヴィッド・ミーアマン・スコット,ブライアン・ハリガン/日経BP社/1,836円
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『だから、僕らはこの働き方を選んだ』
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不動産サイト「東京R不動産」。博報堂やマッキンゼーといった大企業を捨てて独立した3人の若者たちが立ち上げたこのサイトは、個々のライフスタイルに合わせた物件を紹介することで多大な支持を得た。「仲間と働く」ことを追求した若者たちの物語。
- 馬場正尊,林厚見,吉里裕也/ダイヤモンド社/1,620円
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『できることをしよう。 ぼくらが震災後に考えたこと』
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『ほぼ日刊イトイ新聞』に掲載され、熱い共感を呼んだ震災関連の記事を書籍化。支援物資を運ぶ「クロネコヤマト」の社員たち、いち早く事業を再開した気仙沼の経営者、被災しても甲子園に挑んだ福島の高校球児など「3・11後」の物語たち。
- 糸井重里＆ほぼ日刊イトイ新聞/新潮社/1,512円
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『「お手本の国」のウソ』
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「フィンランドは世界一の教育大国」「フランスは少子化問題を乗り越えた」「ドイツは戦争責任にカタをつけた」等々、日本で目指すべきと話題になる「お手本」の国たち。だが、その実態はイメージとは違うものだった。現地からの徹底レポート。
- 田口 理穂ほか/新潮社/799円
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『ヒツジで終わる習慣、ライオンに変わる決断』
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ビジネスマンは「ヒツジ」と「ライオン」に分かれる。ヒツジとは、群がるだけで結局何も成し遂げられない人。ライオンとは、惰性に生きず孤高に物事を成し遂げようとする人。成功への近道「ライオン」になるための方策を指南する。
- 千田 琢哉/実務教育出版/1,296円
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