立川談慶(たてかわ だんけい)

【生年月日】
昭和40年11月16日 長野県上田市出身  さいたま市南区在住

【略歴】
昭和63年3月  慶応義塾大学 経済学部卒業
昭和63年4月  株式会社ワコールへ入社
平成3年 4月  一念発起して同社を退社
平成3年 5月  立川談志16番目の弟子として入門。前座名『立川ワコール』
平成12年12月  二つ目昇進。談志により、『立川 談慶』と命名
平成17年4月  真打昇進

【著 書】
談慶の意見だ 絵手紙集  (信濃毎日新聞社)
大事なことはすべて立川談志に教わった  (KKベストセラーズ社)
落語力  (KKロングセラーズ社)

博士による紹介

立川流真打ち。立川流の本書く派です。
また『メルマ旬報』「め」組に加入しましたが、立川流では「ら」組でもあります。
その意味は、立川流が紹介される際に主な立川流の落語家としてテレビのボードに書かれる場合、談春、志らく、志の輔ら……の「ら」と省略されてしまう側だから。
落語家として、挫折、低迷、雌伏、その虐げられた時代は長い談慶師匠。
それらの逸話は著作『大事なことは全て立川談志(ししょう)が教えてくれた』(KKベストセラーズ)に描かれています。
芸の道、修行の険しさに関して、ここまで教えてくる本はありません。
立川談志師匠を一等星に紡ぐ星座の物語は、数々の名作があれど、この本は「超えられない」壁を飛び越えて、まるで雲の上から師匠の言霊が届くかのようでした。
師匠を持たないタレントと、師弟の中で生きる芸人は世界観が違います。
天賦の才能無きものは、修行の過程の崖っぷちで常にDead or Aliveの選択を迫られますが、それは物語そのものなのです。
慶応卒、ワコール入社という、一流企業のサラリーマンだった談慶師匠の物語は、芸人だけでなく、サラリーマン社会や、市井の誰にも通底する話です。これは将来、子供に読ませたい本の殿堂入りを果たし、ボクは数冊買って周囲に配りました。
談慶師匠は、その後も落語をテーマに単行本を量産しています。
言い換えれば、「いつも同じテーマなのに、なぜ談慶さんの話は面白いのか」と思えるほどのヒットメーカーです。
新作『「めんどうくさい人」の接し方、かわし方』(PHP文庫)文庫書下ろし作を上梓後、御多忙を承知の上で、『水道橋博士のメルマ旬報』の執筆をお願いました。
連載タイトルはボクが指定した『アマデウスの噺~立川流の天才論』です。
今までの4冊書かれた本の延長上ではなく、今回、初めて談慶師匠の本を読む人のために、例外的にボクのイメージに合うまで書き直してもらいましたが……抜群に面白いです!
立川流というカルト集団のなかで天才を傍らで見つめ続けた「本書く派」の魅力が横溢する連載になると思います。

【動画】『メルマ旬報.TV』ゲスト・立川談慶(2016年9月16日放送)
https://videotopics.yahoo.co.jp/video/stove/83621