細田昌志(ほそだ まさし)

1971年、岡山県に生まれる。生後1週間で鳥取県鳥取市に移住。
1990年、高校卒業後大阪に移住。田中正悟氏の経営する中華料理店「西遊記」でアルバイト。
1991年、上岡龍太郎師匠に弟子入り。わずか半年程で破門を言い渡される。
1994年、上京。ピン芸人として泣かず飛ばずの日々を過ごす。
1997年、CS放送「サムライTV」の格闘技番組のメインキャスターに抜擢。
2000年、放送作家としてのキャリアをスタート。
2012年、処女作『坂本龍馬はいなかった』(彩図社刊)を上梓。
2016年、「水道橋博士のメルマ旬報」にて『格闘技を創った男~野口修評伝』連載開始。
2017年、5年ぶりの新刊『ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか』(イーストプレス刊)を上梓。


Twitter : @kotodamasashi

『ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか』(Amazon)


坂本龍馬はいなかった』(Amazon)



博士による紹介

世の中的には、全く無名のライターではあると思います。
2015年4月、ボクがレギュラー出演するMXテレビの『バラ色ダンディ』の番組出演者、構成等、リニューアルした際、新たに加わった金曜日担当の作家として自己紹介されました。
その顔に見覚えがありましたが、「サムライTV」の『格闘ジャングル』のキャスターであったことを想い出すまで、しばし時間を要しました。
当時は、ボクらもあの局でメイン番組を持っていましたが、彼への印象は正直、良いものではなく……今にして思えば、メインキャスターを名乗るには、あまりにも彼が若すぎたからでしょう。

今回の再会で、彼の芸人から始まったキャリア、長い紆余曲折を聞きました。
さらに驚いたのは、自分名義の本も上梓しているとのこと。
その処女作『坂本龍馬はいなかった』(彩図社)を、後日、入手しました。
テーマが「坂本龍馬」と聞いて、若書きのいかがわしい、ドンデモ本だと思っていましたが、ちゃんと資料を駆使した史書であり、ノンフィクションのルールに則った一冊で、正直、ここまで書ける人なのかと印象に残りました。

記憶力に優れ、芸能界、格闘技界の些末な事象に精通しており、取材対象にウラ取りもできる記者経験もあり、史家としての資質があると踏みました。
「他にはどんな作品を書いているの?」と聞いたところ、「今、こんなの書いています」と持ってきた原稿は、『何故、チンコは良くてマンコはダメなのか』というTVのタブーをテーマにしたタイトルの草稿でした。その内容は、既にかなりの関係者に取材していて実に興味深いものでした。

「ちゃんとした一冊を書きたいんです!」
今年の春、ボクと一緒にやっていた担当番組を離れることになり、その理由をきいたところ、彼はこう答えました。
だったら「メルマ旬報で発表したら?」と提案し、2016年5月(Vol.85)から、48番目の執筆者として加わりました。
てっきり、先述の『チンコ……マンコ』を連載するのだと思ったら、「キックボクシングの野口修会長の評伝を書きたい」とのこと。確かに、今までその本はありません。
ノンフィクションの世界は過酷なので、途中、中折れのないよう、しばらく枚数を書き溜めてもらってから、満を持して登場してもらいました。
 この連載、既に大手出版社にも目に止まっており、出版化の動きもあります。
とにかく、たったひとりの取材で、この規模、この風格、この文体、この時代を描くノンフィクションは稀有です。最後まで見届けてください。 

【動画】『メルマ旬報.TV』ゲスト・細田昌志(2016年7月22日放送)
https://videotopics.yahoo.co.jp/video/stove/76203