「50代から青春男」誕生 (後編)

 4月2日、仕事現場で本番直前に突然姉から電話が入り、前日母が風呂場から出られずに半日を過ごしたことを知った。姉1人で浴槽から母を担ぎ出すことが出来ず救急車を呼びそのまま病院へ入院。前日に母と電話で話し、その雰囲気から姉が実家に行ったからよかったものの、そのまま時間が過ぎていれば母が死んでいた可能性は高い。 その場で俺は姉に伝えた。「老人ホームに入ってもらおう」。 2月の中頃、姉から連絡があり母の記憶力が低下していることを聞かされていた。たしかに母と電話で話していても同じ話を繰り返すことはあった。ただ俺自身も50代になり物覚えは悪くなったりすぐに名前が出てこないことも多くなったから、81歳の母がそうなっていても普通のことだろうと楽観視していた。しかし姉の雰囲気がいつもと違う。切羽詰まっているような雰囲気だ。話を聞いていくと、姉が実家を訪ねたときに母のスマホに着信があった。電話の相手は母の証・・・・・・・・・・

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