第4話:ドラマティック・ミミ・バンド『これからの私』

1.1967年、ここは京都の街なか。街なかも街なか、京都御所の近くにある私立の女子高校。ただし、街なかといっても、そこは京都。平日の放課後だが、ひっそりとした静けさに覆われている。校門を入ったところにある大きなくすの木の下で、2人の女子がギターを練習している。名前は、福田光子と岡富子。ニックネームはミミとトンコ。「あぁ、またミミが、何か新しいことやり始めよったで」相変わらずのミミの行動に、半分驚き、半分は呆れながら、三々五々帰宅する女子学生たちが、くすの木を通り過ぎていく。そんな周囲の目をまったく気にせず、キャッキャと楽しげに会話を交わしながらギターを練習するミミとトンコ。ミミ。福田光子。1949年京都生まれ。京都という、伝統と格式という名のオバケが全体を支配する街に生まれ、さらには、保守的な家族の中で育てられたにもかかわらず、ミミは自由奔放な性格を我が物としていった。好きなものは好きと言・・・・・・・・・・

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