2021年5月20日号

「裁判の話」2014年7月17日、パリの労働局から一通の手紙が僕が勤めるレストランのオーナーシェフに届いた。その内容は、僕のフランスでの労働許可の更新を却下するということだった。パリのビストロでシェフをしているというと、なんだかかっこいい感じに聞こえるかもしれないが、フランスにとって僕は所謂ただの外国人労働者。料理の仕事はきついし、ミシュランの星をとるような店は一握り。料理人は、フランス人の若者にとって憧れの仕事では決してないだろう。だからフランスの飲食業界には、多くの外国人が合法にも違法にも働いている。星付きのフランス料理のレストランだって、僕のような外国人が料理を作っていることは珍しくない。僕はフランスの飲食業をささえる外国人労働者の一人なのだ。労働局からの手紙について、オーナーから内容を告げられたとき、僕はどうしてこんなことになったのか、全く理由が思いつかなかった。警察にお世話になる・・・・・・・・・・

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