芸人ミステリーズ

てれびのスキマ

「1996」(5)負け犬

「岡村 矢部 出入り禁止」夏のある日、NSCの入り口にそんな貼り紙が掲げられた。ナインティナインの2人は、授業料を滞納していたのだ。「9期生の中で一番おもしろくなりたい」と意気込んでNSCの授業に参加していた2人だったが、すぐに自分たちがイメージしていた「お笑い養成所」とNSCの授業との間に大きなギャップを感じるようになった。「ランナウェイ~♪」と歌いながら鏡の前で踊るダンスや発声の授業が、お笑いにつながるとは当時の岡村隆史にはとても思えなかった。こんなもん家でもできるやんか。わざわざNSCまで来てやることやない。しかも、岡村は中学時代、本格的にブレイクダンスをやっていた名の通った“ダンサー”だ。授業で教えてもらう必要なんてまるでなかった。「テレビ論」のような座学も、岡村にはただの自慢話にしか聞こえなかった。授業に出れば積極的にボケようとしたが、そんな雰囲気でもなく・・・・・・・・・・

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