『沢村忠に真空を飛ばせた男/昭和のプロモーター・野口修評伝』外伝 小説「ジャンボ鶴田が黒パンツに変えた日」(12)           

    佐川急便創業者の佐川清が政界や芸能界、スポーツ界に通じたタニマチであることは、広く知られている。橋幸夫の後援会長であり、千代の富士も佐川が支援していることは有名な話だ。 その佐川はプロレスとも縁が深かった。 最初の接点は力道山亡き後の新体制の日本プロレスである。会場に垂れ幕などの広告を出稿することから始まり、チケットを大量に購入したり、自ら興行を買うこともあった。その場合、佐川急便の支社は即席のチケット販売所となった。社長の芳の里、エースのジャイアント馬場とは昵懇な間柄となるのも自然なことだった。 そんな折、アントニオ猪木が東京プロレスから復帰したのである。 佐川は鷹揚に見えて心を開こうとしない馬場から、太陽のように明るい猪木に心を動かすようになる。程なくして猪木の個人的なスポンサーを自任するようになった。ジジイ殺し”猪木の面目躍如である。以降、佐川・・・・・・・・・・

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